国連人道問題調整事務所(OCHA)は、人道危機にさらされた人びとの命を救い、保護するために、国際的な人道支援活動を調整しています。
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私は今までOCHAも人道支援もまったく知識がありませんでした。世界で苦しんでいる人たちのために実際に現地に行き,支援をするのは危険でとても大変なことだと思います。またその方達の調整を行うOCHAの仕事も知ることができ良かったです。吉田さんは自身の小さい頃の経験もふまえ,現在人のためになる仕事をしていて,そういった幼少期の体験は自分を形成してく上で大切なんだと改めて感じました。
吉田さんは be kind の精神を大切にしていて,私もその心得を聞き,とても良い言葉だと思いました。
その人がどんな過去をもち,今何を抱え,何を欲しているのかは分からないし,それはしかたのないことだと思います。そんな時は人に優しく自分にも優しくすることで何か見えてくるんだと教えてもらい,自分も実践していこうと思いました。
私は,吉田先生が最後におっしゃった継続できる社会に余裕をという言葉に共感しました。医療の世界で夢をかなえたいと思い実際に学校生活を送り始めました。想像はしていたものの,「本当に看護師を選んで良かったのか」と自問自答する時が時にあります。たいてい,そういう思いが出てくる時は,自分自身が疲れていて,余裕を持てなくなっている時です。先生は社会に余裕をとおっしゃっていましたが,私は自分自身に余裕を持つことが大切だなと思いました。社会が疲弊しているというのは,その社会で生活している人々にも関係することではないかと考えています。
人に優しく出来るということは相手の行動に周りの動きに気づけて,その人のために何かをしようと思える心を持っている人です。生きていくのは,本当に大変で辛いことの連続です。それは,誰にとってもです。しかし,私が看護師を選んだ理由があったから,学校にきているんだと,自分の夢を思いかえすことで,余裕を取り戻したり,前に進めると思いました。
人に気づける人間でありたい,先生の講演で感じることが出来,また勉学に励みたいと思います。
本日は,今までの講演の中で一番身にしみました。CMなどでユニセフなどの国連活動について目にしたことはありましたが,実際に話をお聞きすることはなかったので,土曜日でしたが,聴けて良かったです。私たちはもっと世界の現状(紛争で苦しんでいる,貧困,テロ,災害)を知るべきだなと感じましたし,日本にとどまらずに世界にも視点をおき,広く考えていくことも重要だと感じました。吉田さんは,「優しさ」が大事とおっしゃっていたので,周囲をしっかりと見て,苦しんでいるあるいは悩んでいる人が一人でもいないような思いで,看護師を目指したいと改めて感じました。
国際人道支援のことについては,大学の時から,赤十字やJICA,UN,MSFなどの講演会や授業をとってきましたが,目指す程の興味を抱くことができませんでした。もともと自分が生まれ育ったアジア圏を活動拠点にしたいという考えがあることも一因ですが,やはり人道問題とその支援活動内容の効果を自分の日常レベルでは実感しにくいことが大きいと考えています。今回はアジア太平洋における自然災害がもたらされた際の介入例について,吉田さんの経験談をお聴きすることができ,OCHAの働きをよりリアルに捉えることができました。アメリカで生まれ育ったとはいえ,やはり様々な分野の人々と調整,連携することは至難の技ではないかと思います。特に自分の専門と全く畑違いの人と対話するときは何を心がけていらっしゃるのか気になりました。これからも,異常気象などによる自然災害,そして人間同士の紛争がなくなることはないでしょう。しかし,より多くの人が,他者を思いやる愛情と自分自身を大切にする優しさを持って活動することができれば,世界も少しは明るさを取り戻すことができるのではないかと考えます。吉田さんの最後の言葉(be kind to ~)は強く心に残りました。