薬剤部
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スタッフ構成（2024年6月現在）
| 薬剤師 | 3名（常勤）
|
|---|---|
| 助手 | 2名 |
薬剤部について
当院は、患者様に医薬品が安全かつ適正に使用されるよう日々努めています。
主な業務としては、調剤・製剤、注射薬の個人払い出し、医薬品情報管理（DIニュース発行など）、注射薬の高カロリー輸液混注業務（無菌条件下）、入院患者様の持参薬鑑別、外来処方箋の確認、薬剤管理指導業務、プレアボイド報告、薬剤総合評価調整加算業務などを行っています。
薬事審議会は勿論のこと、感染対策委員会、褥瘡委員会、医療安全対策委員会など、チーム医療にも積極的に参加しています。
特に、感染の業務に関しては、院内の抗菌薬適正使用推進、手指衛生順守率の向上、感染性廃棄物の適正な処理など、チームに欠かせない存在として活動しています。また、ポリファーマシーについても力を入れて活動し、薬物療法の適正化に貢献しています。
日々の業務の中で問題点を見つけ、解決するために、学会発表を積極的に行っています。若い段階から研究を行い、研鑽を積むことで、常に問題志向型（Problem Oriented）で臨床業務を行うことができるようにしています。
現状、病棟業務実施加算は病棟の分類上加算算定はできていませんが、それに準ずる業務を行っています。また、当院はグループ病院である、イムス札幌消化器中央総合病院と連携して、実務実習の受け入れを行っております。
調剤業務
調剤・注射共にシステムを導入しており、全自動で錠剤分包機や散剤分包機にデータ移行することで、一包化調剤や散剤分包を行っています。
また、入院患者様の持参薬鑑別は持参薬鑑別システムを用いて業務を行っており、作成した持参薬鑑別書は医師に確認してもらい、継続指示、院内処方を出す際の参考資料となっています。
病棟業務
各病棟へは担当の薬剤師を割り当てて、患者様の入院時に初回面談を実施し、これまでの服薬状況を把握し、医師及び看護師に情報を提供しています。特に回復期・慢性期病院では患者様が複数の医療機関を受診していることが多く、医師の診療情報提供書だけでは十分な情報を得ることが困難なため、特に重要な業務の一部となっております。
入院治療中は勿論のこと、処方変更時や退院時には患者様本人だけでなく、ご家族様にも服薬指導を行い、アドヒアランスの向上に努めています。今後、病棟への薬剤師常駐を念頭に、病棟業務展開を図っています。
注射剤業務
回復期病棟における注射処方は、一定の内容多いが、病態の変化と共に処方変更がなされる場合があります。
当院では薬剤師が、ほぼ全例処方変更に対応し、患者ごと個別に注射剤をセットして病棟に供給しております。
現在、高カロリー輸液は感染やコアリングのリスクを考え、クリーンベンチを導入し、薬剤部にて無菌条件下で混注業務を行っています。
教育研修
- 医局・薬剤部の合同説明会（毎週木曜日）
- 薬剤部内勉強会（月1～2回）
- 薬剤師会・病院薬剤師会主催研修会
（北海道薬学大会、臨床セミナー等） - 各種学会への所属
- 各種学会への発表
実績
2019.07 第5回看護師の為の臨床薬理学研究会in北海道(PEACH)
「看護師が知っておきたい身近な最近と主な抗菌薬」
2019.05 第67回日本化学療法学会総会
「Days of therapy（DOT）法を用いた抗菌薬使用量の変化と基質特異性拡張型βラクタマーゼ（ESBL）産生菌の減少に関する検討」
2019.02 第45回IMS学会
「多職種で取り組むポリファーマシー是正の取り組み」
2018.05 第65回北海道薬学大会
「持参薬代替処方時における降圧薬の同等性に関する検討」
2018.02 日本環境感染学会
「長期入院病棟における手指衛生アドヒアランスの現状とその向上のためのプログラム構築」
2017.07 第3回看護師の為の臨床薬理学研究会in北海道(PEACH)
「看護師が知っておきたい抗菌薬の基礎知識～事例を基に～」
2016.07 平成28年度第1回感染制御専門薬剤師セミナー
「ゼロからはじめる中小病院薬剤師の感染制御」
2015.11 第20回札幌病院薬剤師会会員発表
「抗菌薬使用状況に関する客観的評価指標の検討
～Defined daily dose(DDD)とdays of therapy(DOT)の比較～」
2014.11 第19回札幌病院薬剤師会会員発表会
「持参薬鑑別時における薬剤と情報の乖離」
2014.09 第24回日本医療薬学会
「持参薬鑑別業務における薬剤と情報の問題点」
2014.07 第3回北海道医療安全研究会
「持参薬使用の有用性とリスク」
2014.05 第61回北海道薬学大会
「持参薬鑑別業務の現状把握と問題点の抽出」
