IMSグループ医療法人財団 明理会 イムス富士見総合病院

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レーザー装置パルスホルミウム・ヤグレーザを使用した経尿道的腎尿管結石砕石術(TUL)、経尿道的ホルミニウムレーザー前立腺核出術(HoLEP)開始!

当院泌尿器科ではこれまで腎尿管結石に対する内視鏡下手術は施行しておりませんでしたが、2023年12月に砕石用のレーザーシステムであるパルスホルミウム・ヤグレーザと世界初の「ビデオ軟性腎盂尿管鏡」を同時に導入し、最先端の経尿道的腎尿管結石砕石術(TUL)が可能になりました。

概要

パルスホルミウム・ヤグレーザは3種類のパルス幅設定(Short、Medium、Long)およびMOSES™モードと呼ばれる特殊なモードの組み合わせにより、多様な設定が可能で従来のレーザーシステムよりも結石を効率良く破砕することが可能です。またMOSES™テクノロジーにより、破砕時の結石移動を大幅に減少させ、よりコントロールされた破砕が短時間で可能です。また、ビデオ軟性腎盂尿管鏡は、上部尿路結石手術時にリアルタイムで腎内圧をモニタリングできる世界初のデジタル軟性尿管鏡です。

どのような治療・手術なのか?

近年、腎結石の患者数は増加しており、10人に1人が腎結石を発症するという調査結果もあります。その治療において、経尿道的腎尿管結石砕石術(TUL)が実施されますが、手術時、クリアな視野を確保するために使用する還流により、腎内圧(IRP)が上昇することがあります。IRPの上昇は、尿路感染症、敗血症、腎障害など、一連の術後合併症の一因との報告があります。
ビデオ軟性腎盂尿管鏡はその先端に圧力センサーが内蔵されています。手術執刀医はその圧力センサーでIRPをモニタリングし、IRPの上昇を最小限に抑えながら手術を進めることでより安全な手術が可能となります。パルスホルミウム・ヤグレーザとビデオ軟性腎盂尿管鏡を使用しての経尿道的腎尿管結石砕石術(TUL)が可能な病院は全国的にも稀で埼玉県内では当院が初めての導入となります。

当院における治療について

入院期間

経尿道的腎尿管結石砕石術(TUL)、経尿道的ホルミニウムレーザー前立腺核出術(HoLEP)ともに安全性を考慮して入院で行います。
TULは手術前日入院、術後2~3日目に退院となるので入院期間は4~5日間となります。
HoLEPは手術前日入院、手術後の尿道カテーテル抜去を3日目に予定致します。
排尿の状態を1~2日目観察して問題無ければ翌日退院となります。
そのため入院期間は6~7日間となります。

治療開始

令和5年12月~

お問い合わせ先

治療の適応や手術の合併症などのご質問・ご不明な点があれば、以下にお問い合わせ下さい。

イムス富士見総合病院 泌尿器科  篠﨑 哲男
電話番号:049-251-3060(病院代表)