病院のご紹介臨床工学科
臨床工学科
概要
臨床工学技士
臨床工学技士は医療機器の専門医療職です。
病院内で、医師・看護師や各種の医療技術者とチームを組んで生命維持管理装置の操作などを担当しています。また、医療機器の保守点検を行っています。
安心・安全に医療機器を使用するため、医療機器のスペシャリストとして臨床に貢献し、様々な業務に関わるジェネラリストとして幅広い知識とスキルを使って現場で活躍できる臨床工学技士を目指しています。
スタッフ
臨床工学技士 18名 (男性10名 女性8 名)
宿直・待機制
臨床工学科は24時間・365日、緊急カテーテルや緊急手術に対応するため当科では待機という形で対応しています。
【宿直制】
対応内容
- 緊急カテーテル
- 緊急カテーテル手術
- 緊急透析
- 医療機器に関する緊急対応
【待機1】
- 宿直担当が対応困難時の呼び出し
- 人工心肺使用時の呼び出し
【待機2】
- 人工心肺使用時の呼び出し
専門・認定士 取得資格 (2022.2月現在)
- 透析技術認定士
- 3学会合同呼吸療法認定士
- 体外循環技術認定士
- ITE(心血管インターベンション技師)
- 不整脈専門臨床工学技士
- 植込み型心臓デバイス認定士
- 第2種ME技術実力検定
学会発表
- 日本臨床工学技士会
- 埼玉臨床工学技士会
- 日本不整脈心電学会
- 埼玉不整脈ペーシング研究会
- 日本フットケア学会
院内勉強会
医療安全対策チームに所属しており、医療機器安全対策チームとして院内での医療機器の安全使用のための勉強会や、新規に医療機器を導入した際には院内スタッフに向けて勉強会を開催しております。部署内においても新規導入機器や自己啓発のための勉強会を行っております。
病棟への教育支援
- 新人教育に関する勉強会の開催
- 医療安全に関する勉強会の開催 2回/年以上
- 病棟依頼の勉強会の開催 2~5回/年
- 新規機器導入に関する勉強会(病棟・部署内)の開催
- 医療機器に関する相談・意見に関しての対応
- 医療機器安全対策のラウンド
業務内容
血液浄化センター(透析室)業務
ベッド数 | 17床 |
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透析装置 | 多人数用15台 個人用2台 HCU1台 |
外来維持透析患者数 | 約30名 |
各科の検査・治療を目的とした 入院患者数 |
約30名 |
血液浄化センターは現在17床で稼働しています。基本的に午前・午後の2クールで行われています。
穿刺・返血・プライミング・装置の定期点検や修理など行います。
透析はHD・off-line HDF・on-line HDF・I-HDF・AFBFを行うことが可能です。
アフェレーシス療法はLDL吸着・レオカーナ・CHDF ・PMX・PE・PA・CART(腹水濃縮再静注療法)など行うことが可能です。
(2023年実績:レオカーナ 118件、CART 10件)
透析装置の操作及び保守点検
心臓カテーテル検査室業務
カテーテル室ではPCI・EVTの検査準備や間接介助として物品の用意を行います。
FFR・IVUS・OCTの機器側操作として検査の補助、ロータブレーター・エキシマレーザー・クロッサーなど様々な医療機器の準備・設定・操作をして治療の補助を行っています。IABP・PCPSなどの補助循環装置を使用する際には準備・設定・操作を行います。
他にも不整脈業務としてEPS・ABLやPMIの植込みにも携わっています。
カテーテル室は2019年10月に新規移転を行い、新しく広く2部屋になりました。
LIVE配信を行うことができ、学会や研究会等のLIVE配信にも参加することができます。
循環器科 実績
心臓血管のカテーテル検査・治療
カテーテル室で使用する主な医療機器
●ショックウェーブ ●エキシマレーザー ●ローターブレーター ●IVUS ●FFR・iFR ●OCT ●体外式ペースメーカー ●ジェットストリーム ●ダイアモンドバック ●クロッサー ●IABP ●PCPS ●ポリグラフ
エキシマレーザー
IVUS操作中
不整脈関連業務
不整脈業務としては、カテーテルアブレーションや、CIEDs(PM、ICD、CRT-Dなど)の植込み、ペースメーカー外来を行っています。
(2023年実績 ABL 197件、PMI 110件)
ペースメーカー外来では遠隔モニタリングを使用しての患者管理も積極的に行っています。
(フォロー患者 800名、遠隔モニタリング 600名)
カテーテルアブレーションでは心内心電図の解析や3Dマッピング装置などの周辺機器の準備・操作を行っています。
EPS(心臓電気生理学的検査)
電極カテーテルを血管内から心内に挿入し、心内電位の記録、心腔内から電気刺激を行う検査です。この検査によりペースメーカーやICD治療の有無、アブレーションの有無を判断します。
ABL(アブレーション)
頻脈において不整脈の原因になっている部位を高周波通電により焼灼または冷却し根治させる治療です。
ABL(アブレーション)
●ラボシステム ●スティムレーター ●カルトシステム ●エンサイトシステム ●ジェネレーター ●クライオ
ペースメーカー業務
- ペースメーカー・ICD・CRT-D植え込み時、アナライザーという機械を用いて様々なチェックを行います。
- 植え込み済みの患者様が手術を受ける際、電気メスによる誤作動を起こさないよう、設定変更を行います。
- ペースメーカー外来の患者様の定期点検にも立ち会います・
手術室業務
手術室では、心臓血管外科の開胸・開腹の手術時に患者監視装置等の機器セットアップ・患者様への接続を行います。
人工心肺・IABP・PCPSなどを使用する際にはその準備と設定・操作を行います。
その他にも麻酔器の使用前点検や、自己血回収装置の準備や片付けを行います。
また、手術室にはRO配管が供給されており透析が必要な患者様の手術には術中透析を行うことができます。
麻酔器の点検
月曜日から金曜日の毎朝、手術前に麻酔器の点検を行います。
6台ある麻酔器が設定どおり動作するか確認し、使用可能な状態にしておきます
人工心肺装置の操作
ベッド周りの準備、人工心肺・心筋保護装置の準備・プライシング、患者入室時の各センターの接続、対外循環中の人工心肺の管理・記録、退室時~HCU帰室まで
(2023年度実績:人工心肺使用手術 54件)
最新鋭 人工心肺装置導入予定!!
SCS業務
SCSとは脊髄に微弱な電気を流すことで疼痛緩和、末梢血管の拡張を促すものです。
刺激装置の植込み時の立ち会い、SCSの説明、外来患者様へのフォローアップ
などを行っています。
HCU(高度治療室)業務
IABP・PCPSの操作・管理、 CHDFの操作・管理、 HCUで使用する人工呼吸器・医療機器の操作・管理を行います。
HCUにはRO配管が供給されており、重症患者様や術後透析が必要な患者様に対して透析を施行しています。
(2023年実績:CHDF 185件、PCPS 43件)
生命維持管理装置の操作・点検
CHDF・PCPSを管理する際は当直制にし、24時間体制で管理しています。
IABP
PCPS
CHDF
医療機器保守管理及び修理業務
医療機器の操作や、性能・安全性が維持できるように保守・点検を行います。また、中央管理をすることにより効率的で適切な運用ができるようにしています。
輸液ポンプ・シリンジポンプ・人工呼吸器・心電図モニタを中央管理とし、病棟への貸出・返却の一括管理を行っています。
輸液ポンプ・シリンジポンプは1日2回の所在確認と点検を行い、人工呼吸器・IABP・体外式ペースメーカーは 1日2回の使用中点検を行っています。
医療機器のメンテナンス講習会への参加を積極的に行い、院内での定期点検・メンテナンスを可能にしています。
中央管理している主な医療機器
シリンジポンプ・輸液ポンプ
人工呼吸器・心電図モニタ
HAMILTON C1 | 4台 |
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ニューポートe360 | 6台 |
VELA | 3台 |
V60 | 1台 |
NKV-330 | 2台 |
ASTRAL | 1台 |
ネーザルハイフロー | 2台 |
教育体制
教育体制①
臨床工学科独自の教育プログラム・教育カリキュラムを使用しています。
教育体制①
教育プログラムに沿って計画を立て、主な業務毎にプラン分けし、独り立ち目安などを指標にして進めていきます。
個々に経験年数の近い先輩から補佐担当者を決めフォローしながら、業務に慣れていきます。
教育カリキュラム
各業務の流れや業務毎の習得内容を指導者によって確認しながら進めていきます。
面談システム
入職後2年間は簡単な業務日誌を記載して業務の進行具合を確認していきます。
新しく業務を覚えていく際には1~2週間毎に補佐担当者による面談を行い、上司との面談も年間通して定期的に行うことで、業務や仕事に関するわからない点や悩み・不安などを確認していきます。