IMSグループ医療法人財団 明理会 春日部中央総合病院 (厚生労働省臨床研修指定病院・日本医療機能評価機構認定病院)

お電話でのお問い合わせ (24時間365日対応) 048-736-1221

SDGs 訪問看護

診療科のご案内眼科

診療活動

眼科では一般的な視力検査、眼圧・眼底検査、視野検査(2種類)のほか、超音波検査、網膜電位図、フルオレセイン蛍光眼底造影(FA)などの特殊な検査にも対応しております。またコンタクトレンズ、メガネの処方も行っています。

今後も医師、看護師、検査技師、眼鏡師と連携しチーム医療で患者様の治療に当たります。

コンタクトレンズの処方に関する注意

・コンタクトレンズの処方せんは発行しておりません。
(院内での購入に限ります)

・コンタクトレンズ処方の受付は、毎週金曜日の午前・完全予約制ですので、当院代表番号にお電話いただき、ご予約を取っていただくようお願いいたします。
(代表番号:048-736-1221)

・他院で処方されたコンタクトレンズのトラブル(コンタクトレンズによる角膜障害など)には、当院でも可能な限り対応します。

治療方針

当院の治療方針は、可能な限り点眼薬や内服などの保存的治療で、患者様に優しい治療を心がけております。
手術加療は、本当に必要な時に施行する方針です。皮膚にメスを入れる、眼にメスを入れる、どんなに簡単な手術と言われても、患者様の不安は推し量れないほど大きなものだと思っております。

ただし、手術を全否定するつもりはありません。実際、手術をしなければ治らない病気も数多く存在します。そのような疾患に対しても丁寧な説明と施術を心がけてまいります。

OCT・OCTA(OCT アンギオグラフィー)

OCT(光干渉断層計)検査とは、網膜(カメラで例えるとフィルムに当たる部分)の断層画像を撮影する検査です。

OCT検査は、診察だけでは分かりにくい網膜の状態を明らかにし、網膜疾患に対する治療方針の決定や、治療効果の判定に役立てることができます。OCT検査を必要とする代表的な眼の病気は、網膜剥離、黄斑円孔、黄斑浮腫、加齢黄斑変性、糖尿病網膜症、緑内障などです。
OCTアンギオグラフィー(光干渉断層血管撮影)とは、網膜、黄斑部の血管の状態を評価する検査です。
造影剤を使用せず血管撮影が可能です。
(病態によりOCTアンギオグラフィーは撮影範囲が限られているため、従来の蛍光造影検査が必要な場合もあります)
OCTアンギオグラフィーを必要とする代表的な眼の病気は加齢黄斑変性、糖尿病網膜症、網膜静脈分枝閉塞症、網膜中心静脈閉塞症などです。

網膜断層解析装置 OCT

前眼部撮影システム

網膜断層解析装置 OCT

前眼部撮影システムを導入しました。
肉眼では見えない、角膜上の傷・白内障になった目の状態・視神経など、患者様ご自身の目で確かめられるようになりました。

撮影システムを使うと、どのように見えるのか?
目の状態を撮影した写真の例を以下で紹介しています。

【新設備】前眼部OCT

より精度の高い白内障手術の施行、閉塞隅角緑内障の鑑別、乱視の原因の判別と治療(円錐角膜、翼状片など)が可能となります。
▼前眼部OCTについて詳しくは下記リンクの記事をご覧ください

治療疾患の適応拡大

今までは、白内障手術と硝子体注射、翼状片、皮膚弛緩、結膜嚢胞が手術可能疾患でしたが、2023年11月現在は以下のように適応を広げております。

眼瞼手術

・眼瞼下垂(1泊2日)
・眼瞼内反(1泊2日)

ドライアイの治療

・涙点プラグ補強術(涙点プラグが抜けてしまう患者様が適応)⇒日帰り

今後、順次適応を拡大していく予定です。

受診案内

どんな時に、眼科受診すればよいの?

当科では、前眼部疾患(ドライアイ、角膜・結膜疾患、眼瞼疾患)、後眼部疾患(網膜疾患、ブドウ膜炎、視神経疾患)、緑内障、涙道疾患、眼瞼下垂、眼瞼内反、眼腫瘍と幅広い疾患に対して診断治療を行っております。

特に、前眼部疾患と眼腫瘍、眼瞼内反、眼瞼下垂などに力を入れていく所存です。
患者様も前眼部疾患、眼腫瘍、眼瞼下垂、眼瞼内反と言われても、よく分からないと思いますが、例えば患者様が

・最近、眼が痒い、不快感がある。涙が出る。乾く。
・目薬しても、なかなかすっきりしない。
・目薬しても、目ヤニが減らない。
・最近、眼の近くに、出来物ができた
・瞼の睫毛が目にあたる。
・瞼が下がってきた・・etc

このような症状があれば、ぜひ当科にいらっしゃってください。

また、軽い症状が多い前眼部疾患ですが、放置した場合、角膜が溶けたり、角膜の上に血管が生えて、重篤な視力障害につながる恐れがあります。
早期に治療すれば、このような不幸な転帰を防ぐことができます。よろしくお願いいたします。

眼精疲労外来

眼精疲労外来とは?

皆さまこんにちは!当院眼科 医師の多田です。
昨今、パソコンやスマートフォンなどによって日常生活は便利になる一方、目を酷使する状況もどんどん増えています。

現代人はまさしく目が慢性的に疲れている状況と思われます。
眼科的にはこの状況を「テクノストレス眼症」といいます。

当科では、このような症状に対する治療を積極的に行いたいと考え、「眼精疲労外来」を開始することといたしました。

治療では、まずは正確な目の屈折値を測定し、多焦点コンタクトレンズなどでの矯正、そして点眼治療も併用したいと考えております。


■予約・問い合わせ先:048-736-1221(代表)
または眼科外来に直接お声がけください。
■眼精疲労外来:第2・4金曜日 13:00~


※まずは通常の眼科外来を受診していただき、原因を判断いたします。
そのうえで眼精疲労外来での通院が必要な方は治療を進めていきます。

円錐角膜矯正外来

円錐角膜矯正外来とは?

皆様は円錐角膜をご存じでしょうか?
正常者の角膜は綺麗な楕円形ですが、円錐角膜では角膜が下方に変形している状態です。
このため、見ている物がぶれて見えてしまう病気です。

この病気の90%は、ハードコンタクトレンズで視力矯正が可能であり、
また、ハードコンタクトレンズで押さえつける事により、病気の進行も抑制する事ができます。

ただし、この円錐角膜のハードコンタクトレンズの矯正を手掛ける眼科施設は、
春日部市をはじめ埼玉県には殆どありません。

当院 眼科医師である私(多田)は、この窮状を何とかしたいと考え、
この度「円錐角膜矯正外来」を開始することといたしました。

今まで円錐角膜と診断されても視力向上が望めなかった患者様に、
ぜひとも来て頂き、見える喜びを味わってほしいと思っております。


■予約・問い合わせ先:048-736-1221(代表)
または眼科外来に直接お声がけください。
■円錐角膜矯正外来:診察時に要相談


※まずは通常の眼科外来を受診していただきます。
そのうえで円錐角膜矯正外来での通院が必要な方は治療を進めていきます。

スタッフ

医師 多田 篤史(ただ あつし)

  • (H24年 金沢医科大学卒)
  • (医学博士)
  • 日本眼科学会 眼科専門医
  • 専門領域:角膜・結膜、眼形成、眼腫瘍

市中病院ですので専門領域以外の眼科分野の知識も個人的に努力しております。
よろしくお願いいたします。

★多田医師の眼科コラムを掲載中です!ぜひご覧ください!
note 春日部中央総合病院: https://note.com/kasukabe_dock/

診療・手術実績

H29 H30 H31 R2 R3 R4
1日平均外来患者数 41.6人 43.3人 44.5人 40人 44.8人 46.6人
1日平均入院患者数 0.4人 0.9人 0.9人 0.9人 1.2人 0.7人
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