IMSグループ医療法人財団 明理会 春日部中央総合病院 (厚生労働省臨床研修指定病院・日本医療機能評価機構認定病院)

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診療科のご案内下肢救済センター

ご案内

担当医師

下肢救済センター センター長
金子 喜仁
  • カテーテル治療
  • マゴット治療
下肢救済センター 副センター長
寺部 雄太
  • 形成外科治療
心臓病センター センター長
安藤 弘
  • カテーテル治療

下肢救済センターについて

「患者様の下肢(足)を守る事は、患者様の命や生活を守る事である」との強い思いから、私たちは『下肢救済センター』を設けました。

センターでは、循環器科医師・形成外科医師による治療、糖尿病療養士、皮膚の専門知識を持つ認定看護師によるスキンケア、栄養士による栄養指導、靴技師による靴製作など患者様を中心として、予防・検査・診断・治療・ケアを行います。また、下肢の治療を広げる為、医師の技術指導や見学を受け入れています。

閉塞性動脈硬化症とは

現在、日本人の死亡原因のトップは男女共に悪性新生物(ガン)です。このガンと同じくらい怖い病気をご存知でしょうか?

それは「閉塞性動脈硬化症」という病気です。最近では「末梢動脈疾患」とも呼ばれ注目を集めています。あまり聞いたことのない病名だし、放って置いても大丈夫・・・と思うかも知れません。しかし、それは大きな間違いです。「閉塞性動脈硬化症」はガンや心筋梗塞、脳梗塞と同じように患者様の命や生活に直結します。

どんな病気?

閉塞性動脈硬化症とは、文字通り血管の硬化(動脈硬化)が原因で、全身の血管(動脈)、特に足(下肢)の動脈に血流障害が起こる事で様々な症状を引き起こす病気です。

動脈硬化って何?

食生活などの生活環境の変化により、動脈硬化に起因する疾病病気が増加しています。

動脈硬化とは、心臓から全身に血液を送り込む役割の動脈が硬くなり、結果的に血液が流れにくくなってしまう事を言います。

動脈硬化が原因で起こる病気で皆さんが良く知る病名には、心臓の血管が原因の「狭心症」、「急性心筋梗塞」、脳の血管が原因の「脳梗塞」などがあります。これらは、血管の一部が動脈硬化により狭窄(せまくなる)・閉塞(つまる)ことで、血液が通いにくくなる病気です。血液が十分に行き届かないことで様々な症状(障害)が現れます。

注意すべき人は?

動脈硬化による閉塞性動脈硬化症は高齢男性に多く、喫煙、高血圧、糖尿病、高脂血症、慢性腎不全などがある人が多く発症します。

どんな症状が出るの?

代表的な症状は、間欠性跛行(かんけつせいはこう)と言い、「歩くと太ももやふくらはぎが重くなり、痛みを感じ、しばらく休むと良くなる」というものです。多くの人は年のせいだとか、運動不足だとか間違った解釈をして病院を受診することは稀です。

これが進行していくと「安静時にも痛みや痺れを感じる」ようになります。更に進行すると「潰瘍形成」となり、最悪の場合は「足の切断」(下肢切断)を余儀なくされます。

糖尿病を持つ患者様は特に危険です。糖尿病による神経障害により痛みを感じにくいため、潰瘍や傷ができていることに気付かず重症化しやすくなります。

もし気になる症状がある方は是非当院フットケア外来を受診してください。

どんな検査をすればわかるの?

診断は非常に簡単で痛みや辛さはありません。ABI検査と言って両手両足の血圧を同時に測るだけです。

前に述べた高血圧、糖尿病、高脂血症、慢性腎不全の患者様や「歩くと太ももやふくらはぎが重くなり、痛みを感じ、しばらく休むと良くなる」症状を持つ方は、少なくとも年に一回は検査を受けましょう。

どんな治療法があるの?

それは大きく分けて三つあります。

一つ目は、「禁煙」と「運動療法」と「薬物療法」を組み合わせた保存的療法です。これは基本的に一生涯続けます。

二つ目は、血管治療です。カテーテルと言った細い管を使って詰まってしまった血管を拡げます。

三つ目は、詰まってしまった血管に静脈や人工血管を使ってバイパスを行う外科手術です。

そのほか当院では補助療法として、運動療法、LDL吸着療法、脊髄刺激療法、マゴット療法等も行っています。

関連外来 循環器科 | 心臓血管外科 | 心臓病センター | フットケア外来

さいごに

当院では動脈硬化を評価する「スクリーニング検査」を積極的に行なっています。この検査は、痛かったり辛かったりすることはありません。閉塞性動脈硬化症のみならず、動脈硬化を原因とする病気(狭心症、心筋梗塞、脳梗塞等)の早期発見、治療を行い、健康に長生きできるようお手伝い致します。是非ご活用ください。

技術指導

当院の血管内治療の特徴は、最小1.5mm程度の血管に針を刺し血管の詰まった所を反対側から開けて行く遠位部穿刺と言われる手法を多用している事です。技術的に高度なテクニックを要するため、日本のみならず海外からも多くの医師が技術指導や講習を受けに訪れます。また逆に国内外の多くの病院から、治療困難な症例の手術依頼を受け、現地に赴き指導も行なっています(2016年実績:出張手術依頼37件、講演依頼60件)。

設備に関しても最先端設備を準備し、日本で数カ所でしか行われていないレーザー治療も行なっています。

アサンメディカルセンター IN 韓国

アサンメディカルセンターは2,704病床を有する韓国国内最大の病院。

安藤医師はカテーテル治療をライブで行い、同病院内の別講義室で世界中の医師たちが治療状況の見学している。安藤医師は、世界に向けて当院での治療技術の教育を行っている。

韓国での講演 韓国での講演

アメリカ最大の末梢血管治療学会 VIVA学会 IN ラスベガス

ディスカッション

日本を代表した4名の循環器科医師とアメリカの血管外科医師とのディスカッション。循環器内科医、血管外科医、放射線科医が世界中から集まり日本式の血管内治療のやり方を聴講している。

安藤医師は英語にてスピーチをしている。

ラスベガスでのディスカッション ラスベガスでのディスカッション

講演

医師とのディスカッションを終え、場所をWynn International Hotel(ウィン・インターナショナル・ホテル)へ移し、当院で行っている足の血管治療の新しい技術・流れの講演を行っている。

ラスベガスでの講演 ラスベガスでの講演

ヨーロッパ最大の末梢血管治療の学会LINC学会 IN ドイツ

ドイツ学会からの招待を受け、当院での足のカテーテル治療についての技術を講義している。日本の血管治療技術は、独自性が強く、海外の医師にはなかなか真似する事が出来ない優れた技術である。医師を中心に5,000名以上が世界中から集まっている。

ドイツでの講演風景 ドイツでの講演風景

韓国蔚山(うるさん)での技術指導

韓国の南東部にある広域市 蔚山(うるさん)にあるドンカン・メディカル・センター。重篤な閉塞性動脈硬化症の患者様の治療を依頼され、韓国へ赴き治療おこなっている。治療に加えて、現地医師への教育指導を行っている。

韓国での技術指導 韓国での技術指導

学会

日本フットケア・足病医学会関東・甲信越地方会

日本フットケア・足病医学会関東・甲信越地方会に参加しました。
ランチョンセミナーでは、当院下肢救済センター 副センター長寺部医師とリハビリテーション科職員、装具士で免荷フェルトの使い方についてお話しました。

学会

学会

学会

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