診療科のご案内心臓病センター
心臓病センター
はじめに
当院心臓病センターでは、循環器科と心臓血管外科が密接に連携し、診療にあたっています。紹介元の先生、医療機関には患者様の治療方針、治療経過を報告し、患者さまが安心して紹介もとの先生のもとへお戻りできるよう連携していきます。
循環器科、心臓血管外科、臨床工学科、放射線科、看護部の協力もあり、ホットラインを整備し、日曜、夜間、休日を問わず、365日24時間体制での治療・手術が可能です。循環器科では搬送後30分以内に緊急カテーテル検査ができるようになりました。また、血管撮影装置を2台並列することにより、より緊急時の対応が可能となりました。
また、同じ治療効果を得るために受ける侵襲はより低いことが望ましく、今後も低侵襲をキーワードに精進を重ね、地域住民に対し、より高度で安全な医療を提供して行くとともに、周辺の病院、診療所との連携をより密とし、急性期病院としての使命を果たしていきたいと考えています。
循環器科
循環器疾患全般に対し診療を行っていますが、特に虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)のカテーテル診断および治療を得意としています。
最近は患者さまに負担の少ない低侵襲性が注目されていますが、当科では早くから経上腕または橈骨動脈からカテーテルを行い、現在ではそのほとんど全てにおいて同部より行っています。それにより、診断カテーテルの場合、一泊入院で済むことが可能となり、検査時間も15分程度と短縮されました。さらに当院では80列MDCTが導入されており、より低侵襲な冠動脈CTを行うことができます。検査方法は腕の静脈から造影剤を注入し、撮影時は10秒前後の息止めをしていただくことで検査は終了します。また、この検査は外来で行うことができるので、患者さまの負担を軽減できます。
平当院においては、過去に春日部地区で初めてロータブレーターの使用も許可され、透析患者などの石灰化の強い病変に対しても高い治療効果を得ることが可能となりました。
その他、閉塞性動脈硬化症やシャント狭窄、頚動脈ステント、胸部大動脈瘤ステントグラフト、腎血管性高血圧等のカテーテル治療も手がけています。
当院で研究、開発を行ったYUMIKO カテーテルは従来では不可能とされていた右上腕からの左内胸動脈の造影を可能とし、国内もとならず世界からも高い評価を受けています。
手術実績
・冠動脈造影術(CAG) ・冠動脈形成術(PCI) ・血管形成術(PTA)
・心臓電気生理検査(EPS) ・カテーテルアブレーション ・ペースメーカー(PMI) ・ICD ・CRT
心臓血管外科
狭心症、弁膜症、大動脈瘤など成人を対象とした心臓血管外科疾患を中心に手術を行なっております。
虚血性心疾患に対しては、人工心肺を用いず心拍動下に行う手術(オフポンプバイパス)を標準術式としています。虚血性心疾患手術の殆どをオフポンプで行い、患者様によってはオンポンプで治療を行うこともあります。
弁膜症においては、右小開胸(MICS)、胸骨部分切開、胸骨正中切開と、患者様に最善の治療を提供できるよう使い分けて手術を行っております。大動脈弁狭窄症に関してはSutureless
valveを使うことにより手術時間、人工心肺時間の短縮に努めております。
また、慢性心房細動で抗凝固療法が難しい患者様に対しては、左小開胸で左心耳閉鎖術を行っております。不整脈に対するMAZE手術も積極的に行っております。
動脈疾患に対しては、開胸人工血管置換術、胸部ステントグラフト内挿術を患者様に応じて使い分けて治療を行い、大動脈解離や弓部大動脈瘤ではフローズンエレファントトランクを積極的に活用して手術時間の短縮に努めております。
ステントグラフトに関しては、ZONE2からの1-Debranch TEVARが難しい症例はPhysician-Modified Stent
GraftでZONE0から治療しております。また、B型解離で今後瘤拡大のリスクが高い患者様には、Preemptive TEVARを行っています。
腹部大動脈瘤治療(AAA)に関しては、低侵襲かつ耐久性の高い腹部ステントグラフト内挿術を積極的に行い、患者様の早期社会復帰を目指します。
その他閉塞性下肢動脈硬化症などの末梢血管疾患や下肢の静脈瘤、透析のためのシャント造設術なども行っております。
手術実績
・虚血性心疾患 ・弁膜症 ・胸部大動脈瘤 ・腹部大動脈瘤 (AAA) ・下肢静脈瘤
お知らせ
Best Doctors in Japan 2022-2023,2024-25に選出されました
心臓病センター 顧問の安藤医師が医師同士の評価・推薦によって決定される「Best Doctors in Japan 2022-2023」「Best Doctors in Japan 2024-2025」に選ばれました。
ベストドクターズ社の調査とは
米国で創業されたベストドクターズ社では、1989年以来、継続的に行われている医師間の相互評価(ピアレビュー調査)としては医療界最大級の調査を実施、医師の間で最も信頼されている医師を特定してきました。
医師の選出方法としては、同じ専門または関連分野の他の先生方について「先生ご自身またはご家族の治療を自分以外の誰に委ねるか」という観点から推薦・評価をいただき、その集計からBest Doctors in
Japanを決定しています。
日本では1999年より継続的に調査を実施しており、現在7,100名(2024年6月現在)の医師が選出されています。
スタッフ
心臓病センター 顧問 安藤 弘(あんどう ひろし)
- (H2年 徳島大学卒)
- 医学博士
- 日本内科学会 認定内科医
- 日本内科学会 総合内科専門医
- 日本内科学会 内科指導医
- 日本循環器学会 循環器専門医
- 日本心血管インターベンション治療学会 心血管カテーテル治療専門医
- 浅大腿動脈ステントグラフト実施基準管理委員会 血管内治療実施医
心臓病センター センター長
不整脈科 部長
田中 数彦(たなか かずひこ)
- (H6年 獨協医科大学卒)
- 医学博士
- 日本内科学会 認定内科医
- 日本内科学会 総合内科専門医
- 日本内科学会 内科指導医
- 日本循環器学会 循環器専門医
- 日本不整脈心電学会 不整脈専門医
- 日本心不全学会・日本不整脈心電学会 「植込み型除細動器/ペーシングによる心不全治療」研修 履修
- 『エキシマレーザー心内リード抜去システム』における薬事承認条件に基づく指導医によるトレーニングプログラム 履修
- Boston Scientific Japan WATCHMAN FLX™ Physician Training 受講完了
心臓血管外科 部長 佐藤 健一郎(さとう けんいちろう)
- (H16年 埼玉医科大学卒)
- 日本専門医機構 外科専門医
- 日本外科学会 指導医
- 日本胸部外科学会 心臓血管外科専門医・国際会員・修練指導者
- 日本循環器学会 循環器専門医
- 日本脈管学会 脈管専門医・研修指導医
- 日本血管外科学会 血管内治療医
- 透析バスキュラーアクセスインターベーション治療医学会 VAIVT認定専門医・VAIVT血管内治療医
- 日本ステントグラフト実施基準管理委員会 腹部大動脈瘤ステントグラフト実施医・指導医
- 日本ステントグラフト実施基準管理委員会 胸部大動脈瘤ステントグラフト実施医・指導医
- 下肢静脈瘤血管内治療実施管理委員会 下肢静脈瘤に対する血管内レーザー焼灼術実施基準による実施医
- 下肢静脈瘤血管内治療実施管理委員会 下肢静脈瘤に対する血管内治療実施基準による指導医
下肢救済センター センター長
循環器科 部長
金子 喜仁(かねこ のぶひと)
- (H13年 旧東京医科歯科大学卒)
- 日本内科学会 認定内科医
- 日本内科学会 総合内科専門医
- 日本循環器学会 循環器専門医
- 日本心血管インターベンション治療学会 認定医
- 日本心血管インターベンション治療学会 心血管カテーテル治療専門医
不整脈科 副部長 畠 信哉(はた しんや)
- (H21年 札幌医科大学卒)
- 日本内科学会 認定内科医
- 日本内科学会 総合内科専門医
- 日本内科学会 内科指導医
- 日本循環器学会 循環器専門医
- 日本不整脈心電学会 不整脈専門医
- 日本心血管インターベンション治療学会 認定医
- 日本心血管インターベンション治療学会 心血管カテーテル治療専門医
- 日本心不全学会・日本不整脈心電学会 「植込み型除細動器/ペーシングによる心不全治療」研修 履修
- Boston Scientific Japan WATCHMAN FLX™ Physician Training 受講完了
下肢救済センター 副センター長 寺部 雄太(てらべ ゆうた)
- 日本専門医機構 形成外科専門医
- 日本フットケア・足病医学会 認定師
- 日本静脈学会 弾性ストッキング・圧迫療法コンダクター
診療・手術実績(循環器科)
| R3 | R4 | R5 | R6 | R7 | |
|---|---|---|---|---|---|
| (CAG) 冠動脈造影術 |
338件 | 233件 | 203件 | 151件 | 143件 |
| (PCI) 冠動脈形成術 |
255件 | 215件 | 209件 | 198件 | 185件 |
| (PTA) 血管形成術 |
197件 | 164件 | 153件 | 168件 | 154件 |
| 合計 | 790件 | 612件 | 565件 | 517件 | 482件 |
不整脈科
| R3 | R4 | R5 | R6 | R7 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 心臓電気 生理検査(EPS) |
6 | 4 | 2 | 3 | 4 |
| カテーテル アブレーション (全症例数) |
140 | 139 | 193 | 219 | 192 |
| ペースメーカー (PMI) |
79 | 54 | 58 | 65 | 72 |
| ICD | 18 | 10 | 13 | 13 | 7 |
| CRT | 15 | 10 | 5 | 4 | 4 |
| 合計 | 258 | 217 | 271 | 304 | 279 |
診療・手術実績(心臓血管外科)
| R3 | R4 | R5 | R6 | R7 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1日平均外来患者数 | 8.6人 | 9.3人 | 9.4人 | 10.6人 | 11.3人 |
| 1日平均入院患者数 | 9.2人 | 12.3人 | 12.0人 | 11.7人 | 11.8人 |
主な心臓血管手術

虚血性心疾患
| 令和3年 | 令和4年 | 令和5年 | 令和6年 | 令和7年 |
|---|---|---|---|---|
| 14件 | 15件 | 18件 | 15件 | 7件 |
弁膜症
| 令和3年 | 令和4年 | 令和5年 | 令和6年 | 令和7年 |
|---|---|---|---|---|
| 25件 | 32件 | 24件 | 16件 | 41件 |
胸部大動脈瘤
| 令和3年 | 令和4年 | 令和5年 | 令和6年 | 令和7年 |
|---|---|---|---|---|
| 35件 | 36件 | 41件 | 47件 | 56件 |
心臓大血管手術その他
| 令和3年 | 令和4年 | 令和5年 | 令和6年 | 令和7年 |
|---|---|---|---|---|
| 1件 | 2件 | 3件 | 4件 | 3件 |
心臓大血管手術 総数
| 令和3年 | 令和4年 | 令和5年 | 令和6年 | 令和7年 |
|---|---|---|---|---|
| 75件 | 85件 | 86件 | 82件 | 107件 |
腹部大動脈瘤 (AAA)
| 令和3年 | 令和4年 | 令和5年 | 令和6年 | 令和7年 |
|---|---|---|---|---|
| 46件 | 69件 | 59件 | 63件 | 40件 |
下肢静脈瘤
| 令和3年 | 令和4年 | 令和5年 | 令和6年 | 令和7年 |
|---|---|---|---|---|
| 61件 | 61件 | 83件 | 66件 | 61件 |
その他
| 令和3年 | 令和4年 | 令和5年 | 令和6年 | 令和7年 |
|---|---|---|---|---|
| 65件 | 66件 | 87件 | 91件 | 80件 |
手術総数
| 令和3年 | 令和4年 | 令和5年 | 令和6年 | 令和7年 |
|---|---|---|---|---|
| 247件 | 281件 | 315件 | 302件 | 288件 |


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