薬物治療への参画
当院の強み① 業務について
薬剤師として知識を生かして安全を確保することが大切だと考えます。
そして、何より薬剤師として患者様のために何ができるかを考えて動くことが大切ではないでしょうか。
業務内容
\ 設備が充実 /
薬剤師は処方監査や病棟で活躍できる
内服調剤業務
オーダーリングシステムを通して、医師が処方した処方箋に基づき、自動調剤分包機等の調剤システムを使い、調剤を行っています。この際、薬の用法・用量、他の診療科との薬の併用などに問題がないか、電子カルテなどを用いて確認を行っています。
注射調剤業務
投薬量・投与時間・投与ルート、配合変化・安定性などを確認した後、注射薬自動払出装置(アンプルピッカー)を用いて一人一人の注射薬をセットし、病棟に払い出しをしています。
混注業務
高カロリー輸液は、クリーンベンチ内で無菌的に薬剤師が混注を行っています。
また、外来および入院化学療法で使用される全ての抗がん剤に関して、安全キャビネット2台を使用し、薬剤師が混注を行っています。
\ 患者さまの近くにいられる /
病棟専任薬剤師を多く配置している
病棟薬剤師業務
10病棟全てに専任薬剤師が18名従事しており、薬剤管理指導をはじめ処方提案、持参薬聴取と管理、内服薬セット、カンファレンスの参加、医師と合意の元での処方入力など病棟活動を積極的に推進しています。(病棟薬剤業務実施加算:2012年4月より算定)
薬剤管理業務
薬の使用が適正であるか、副作用症状が出ていないか、また患者様のコンプライアンスはどうであるかなどを医師・看護師にフィードバックし、患者様に正しく安全に薬を服用していただけるように努めています。当院では、病棟薬剤師の指導の下、1年目から薬剤管理指導業務に携われるように教育プログラムを組んでいます。
チーム医療
医師や看護師とともに病棟をラウンドしています。認定薬剤師等の積極的な介入も行っています。
✔抗菌薬適正使用支援(ASTラウンド)
特定注射用抗菌薬の届出制を導入し、薬剤師主導で抗菌薬長期使用や血液培養陽性など適正使用に関する監視を行っています。
✔栄養サポートリーム(NSTラウンド)
✔褥瘡予防対策(褥瘡ラウンド)
✔院内感染防止対策(環境ラウンド)
✔医療事故防止対策(医療安全ラウンド)
\ 幅広く活躍できる /
病院のあらゆる場所に薬剤師は必要とされている
医薬品情報管理業務
厚生労働省などの公的機関や製薬会社、書籍などから情報を入手し、医師や看護師などの医療スタッフへの情報提供を行っています。
また、定期的にDIニュース(院内新規採用薬情報等)やDrug Informationの発行、採用医薬品の管理などの業務を行っています。
医薬品情報一元管理システム(JUS-DI)が導入されており、毎日医薬品情報が更新されるため、最新のDI情報を漏れなく把握することが出来ます(電子カルテ画面で参照可能)。
日本病院薬剤師会より、プレアボイド報告施設と認められており、積極的に薬剤師の評価のためにも邁進しています。
外来癌化学療法業務
化学療法業務では医師から提出された化学療法レジメンの審査(使用薬剤、投与量、投与速度、投与スケジュール)、服薬指導等を主に行っています。さらに、診察前に外来がん治療認定薬剤師が面談を行い、副作用やコンプライアンス等の確認をすることで、安全で効率の良い診療に貢献出来るよう努めています。
また、近隣の薬局とは、お薬手帳を通じて患者さんの情報を共有、薬薬連携に取り組んでいます。
TDM業務
当院では、抗菌薬に対して解析ソフトを用いたTDM(治療薬物モニタリング)を行っています。
現在は抗MRSA薬、ジゴキシン、抗てんかん薬に対してTDMを行っています。
①投与開始時の初期投与設計
②採血後の血中濃度解析 など
上記を行い、医師と投与量の検討をして、有効性の向上や副作用防止に努めています。