医療公開講座レポート
【院外】血圧でわかる!動脈硬化の検査について
概要
- 開催日:2023年1月12日
- 会場:春日部中央総合病院
- 講師:春日部中央総合病院 臨床検査技師
講座内容 要約
「動脈硬化」とは?
高血圧やコレステロールなどにより血管の壁が厚くなり、
血管が劣化したり狭くなる状態!
動脈硬化が進むと・・・
① コレステロールが血管壁に入り込む
② 血管壁にプラークが作られる
③ 蓄積されたプラークが何かの拍子に破裂…
血栓が作られ、脳に血栓が飛ぶと、脳梗塞などの原因になる!
動脈硬化の進行過程
血管年齢チェック
✅階段を昇ると胸が締め付けられることがある
✅インスタント食品や脂っこい食事を好んで食べる
✅LDL(悪玉)コレステロール値が高い
✅血糖値が高い
✅血圧が高い
✅最近物忘れが激しくなった
✅親や兄弟に心筋梗塞や脳卒中で倒れた人がいる
✅手足が冷たく、しびれを感じる
✅ほとんど運動しない
✅責任感が強く、仕事や家事などで手を抜くことができない
✅いつも時間に追われている感覚がある
✅1日の喫煙本数×喫煙年数が400以上になる
どんな検査をすれば動脈硬化がわかる?
・血液検査
・血圧測定
・眼底測定
・超音波検査(頸動脈エコー、下肢動脈エコー)
・ABI検査
・ba PWV検査
動脈硬化検査でわかること
ABI検査(足関節/上腕血圧比)
血圧の詰まり具合がわかる。
ABIの値が低いほど、足の欠陥が詰まっている可能性が高い。
ba PWV検査(血管の硬さの指標)
心臓が収縮する時の衝撃(=拍動)が血管内を伝わる速さのこと。血管が固いとba PWV値は高くなり、血管や臓器への負担が増える。
血管を若く保つために 自分でできること
運動療法
・ウォーキング
・ジョギング
・水泳
食事療法
・バランスの良い食事
・油分、塩分を摂りすぎない
・緑黄色野菜を積極的に摂る
参加者の声
- ・良いきっかけになりました。冷え(足)がきついため今後検診の必要性を改めて感じました。ありがとうございました。(70代・女性)
- ・ありがとうございました。見やすく、聞きやすく、分かりやすかったです。参加させていただけて良かったです。(60代・女性)
- ・講座を受けて早期発見が大切だと思いました。(60代・女性)