IMSグループ医療法人財団 明理会 春日部中央総合病院 (厚生労働省臨床研修指定病院・日本医療機能評価機構認定病院)

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医療公開講座レポート

健康診断結果の見方

概要

概要

今回は健診の重要性、基準値や基準値を保つための健康法についてお話しました。
講座内容を一部ご紹介します。

  • 開催日:2023年3月29日
  • 会場:春日部中央総合病院 食堂
  • 講師:春日部中央総合病院 健診科 相澤 宏樹 医師

講座内容 抜粋

はじめに

「健康診断(健診)とは」

必ずしも疾患自体を確認するものではないが、健康づくりの観点から経時的に値を把握することが望ましい検査群のこと。

「検診」とは

主に疾患自体を確認するための検査群で病気の早期発見につなげられることを目的とする。

なぜ健診が大切なのか?

  • ①自分の健康状態を知り、悪い生活習慣を改めるきっかけになる
  • ②自覚症状のないうちに病気を早期発見できる
  • ③早期発見により病気が軽いうちに治せる

「基準値(基準範囲)」とは?①

現時点で健康と考えられる20~60歳くらいまでの人の検査成績を集め、その検査の分布から求めたもの。
対象者の上限と下限の2.5%ずつを除外した95%が含まれる範囲を用いる。
したがって、健常人でも5%は基準値を外れていることとなる。

「基準値(基準範囲)」とは?②

常に基準値をやや外れているが、ほかに病気もなく、長年にわたり数値が安定している人は、「個人の正常値は基準値をやや外れている」と判断する。

逆に「基準値におさまっているから大丈夫」というわけでもなく、前回と今回の検査結果がいずれも基準値にではあるものの、大きな変化がみられる場合には病気がかくれているかもしれない。

基準値と比較するだけでなく、個人の検査値の変化を経時的に観察していくことが重要。

講座の要点

健康結果はやりっぱなしにせず、要指導・要医療があれば必ずかかりつけ医に相談を!

参加者の声

  • ・先生がわかりやすく説明してくださいました。
     検査数値もポイントを教えてくれて自分の数値をチェックしやすいと思いました。(50代・女性)
  • ・今後、健診結果を見る上でとても参考になりました。ありがとうございました。(70代・女性)

概要