臨床工学科インタビュー 〜部署、働く環境〜
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臨床工学科
臨床工学科技士長に部署のことを聞きました!
臨床工学科とは、どのような部署ですか?
臨床工学科とは、人工透析・人工心肺・人工呼吸器・ICUで使われる補助循環装置の操作や保守点検を行なう、生命維持に直結する仕事です。
臨床工学科の教育・指導方針について、教えてください
当院では、「医療工学のスペシャリストを育てる」「認定資格の積極的な取得」「学会・講習への積極的な参加」の3つを教育方針としています。
臨床工学科では、1人がすべての業務を行なうジェネラリストの育成に力を入れています。臨床工学科の業務は、他の科に比べても多く、多岐にわたります。そこで、全ての業務を一人ひとりができるようになることで、全体を把握し、よりスムーズな診療・検査・治療を行なうことができると考えています。
また、当院には脳外科などもあるため、緊急の手術や検査は日常茶飯事です。臨床工学士として、「365日24時間、すべてのオーダーに対して断らずに最善を尽くす」という意識を持つよう指導を行なっています。
臨床工学科の魅力・特長について教えてください
当院では現在、12名の臨床工学士が在籍しています。少数精鋭ながらも、資格取得や技術向上のため、全員で勉強会を行ないがなら、ジェネラリストになるため日々がんばっています。そのためには、学会や講習会・研修会などの積極的な参加が必要です。本人の希望をできるだけかなえられるよう、出勤日程の調整や研修会の案内などを定期的に行なっています。外部で得た知識を院内で共有できるような勉強会も、定期的に開き、都合が合わず参加することができなかった人へのフォロー体制も整っています。
働く環境についてきいてみました!
普段の業務で心掛けていることはなんですか?
私たちが常日頃関わっている医療機器は、小さな不良やミスが直接、患者さまの生命を左右します。その意識を常に持ち、小さなことでもすぐに気づけるか、感じ取ることができるかがとても重要です。そうしたときに、一人ではなく先輩方と一緒に働くことができるので、適切な指導や指摘をしてくださるので、楽しいだけでなく、日々勉強することができます。
1日の流れを教えてください
業務スタート。透析室にて午前の患者の開始、午後の患者の準備
院内の人工呼吸器のラウンド、ME室にて輸液・シリンジポンプの点検
お昼ご飯
透析室にて午前の患者の返血、午後の患者の開始業務
翌日の透析室の準備
院内の人工呼吸器のラウンド、ME室にて輸液・シリンジポンプの点検
透析室にて午後の患者の返血業務
業務終了
春日部中央総合病院(もしくはIMSグループ)に入職した理由をお教えください
私は、臨床工学士になりたいという意識を持っていたわけではないのですが、将来について考えた際に、当院の「ジェネラリストを育てる」という教育方針に共感し、入職を決めました。実際に働いてみると、1年目から幅広い業務に携わることができ、より将来に向けて選択肢が広がったと思います。
春日部中央総合病院に勤めているスタッフは、地元である春日部出身の方も多いですが、私自身は北海道出身です。最初は、地方出身ということもあり、不安要素が多かったのですが、当院の中でも臨床工学科は地方出身者が多く、すぐに同期だけでなく、先輩方とも打ち解け、毎日楽しく和やかな雰囲気で働いています。 また、グループ病院だからこそできる、寮への入居や家賃補助など、地方出身者へのサポートも充実しているので、当院に入職してよかったと感じています。
ホームページをご覧いただいている方へのメッセージ
臨床工学士は、機械だけでなく、患者さまと関わることも多くあります。そのため、機械の保守点検を徹底して行なうのはもちろんですが、私たち自身が患者さまの不安を取り除いていかなければいけません。そのためには、積極的な声掛けや親しみやすい笑顔が大切だと考えています。自信を持って、患者さまに接することができるよう、当院が全力でバックアップしますので、ぜひ一度見学に来てくださいね。