放射線科は放射線を用いた画像診断業務を専門とする診療科です。常勤医師2名、放射線技師19名で業務を行っています。
2017年5月の新病院オープンに伴い、最新の装置を導入しました。業務内容は一般撮影、CT(320列)、MRI(1.5T)、血管撮影(IVR)、手術室で透視装置などを操作し、医師の診断や治療のサポートを行っています。
診断に適した画像を提供するために、装置のスペックを最大限に引き出し、症例などの勉強会を行い、臨床や画像診断等の勉強に日々研鑽を重ねています。
X線を使用し、骨や胸部などの疾患を部位ごとに撮影します。最新のFPDとDRシステムの組み合わせにより低線量で高画質な画像を高速に表示することが可能です。
当院は、最新のADCT(Area Detector-CT320列)による検査業務をおこなっております。このCTは320列の検出器を有し、より早く、細かく、広範囲の撮像を行うことができます。これにより従来のCTでは不可能であった検査を可能とする事ができます。
短い検査時間で脳出血や血管狭窄、胸部や腹部の様々な病気を発見することができます。
当院は、最新のMRI装置で検査業務を行っております。この装置は、従来のMRI装置より早く、高画質の撮像を行うことができます。また患者様開口経が71㎝とこれまでより広く、音が静かになり安心して検査を行うことができます。
MRI検査はCT検査で判断できない急性期の脳梗塞や靭帯、筋肉などの損傷などを描出することが可能です。
内視鏡センターエリアに設置されています。従来のバリウム検査・外科的処置の他に長尺撮影(全脊椎撮影や下肢全長撮影)も行え嚥下撮影も可能となります。また、消化器系疾患の診断・治療のサポートを行っています。
循環器、脳外領域で2方向同時撮影が行えるため精度の高い治療が行えます。また、検査・治療時間の短時間化および造影剤の低量化が図れます。CT画像などの他のモダリティー情報をリアルタイムで確認しながら検査が進められます。循環器領域では、冠動脈形成術(PCI)、ペースメーカー植え込み術などが行われます。
脳外科領域では動脈瘤にコイルを詰めて治療するコイリングや頚動脈狭窄の対する頸動脈ステント留置術(CAS)などが行われます。
手術台と血管造影装置を組み合わせた手術室の事で、手術室と心臓カテーテル室それぞれ別の場所に設置されていた機器を組み合わせることにより、最新の医療技術に対応します。
その方の知識や技術の習得度に合わせてステップアップします。
あくまでも参考として、
1年目:一般撮影、ポータブル、骨密度測定、オペ室およびX-TVのイメージ業務・CT基本撮影
2年目:CTの応用撮影、MRI、血管カテーテル検査業務
3年目:X-TV消化管造影撮影
このように計画しております。
私は現在、入社3年目で診療放射線技師として働いております。
320列CTやアンギオ装置4台等の最先端の機器を用い、患者様に有意義な画像を提供出来るよう日々努めております。
診療放射線技師は医師を除き、唯一人体に放射線を照射出来る仕事です。
医師が診断や治療を行う為に求めている画像を提供し、チーム医療に貢献出来た時にやりがいを感じています。
また、令和6年には新病棟を開院予定であり、様々な医療機器に触れ、新病棟の立ち上げに携わる事が出来ます。
多様で幅広い症例に携われる事や、放射線科内の雰囲気も良く、学べる環境が整っております。
是非、一緒に診療放射線技師として成長していきましょう。