IMSグループ医療法人社団明芳会 イムス東京葛飾総合病院

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骨盤臓器脱:子宮脱・膀胱瘤・直腸瘤など

ロボット支援下仙骨膣固定術(RASC・RSC)

医療用メッシュ(衝立となるもの)を脱の原因となっている部位に挿入し、それを仙骨前面に固定することで下垂を修復する手術です。 経腟的メッシュ手術(TVM手術)に比較して出血量は少なく、臀部~大腿痛が無いことと性生活に影響の少ないことが特長です。 またTVM手術が禁止されている50歳未満の年齢の方にも行うことができ、子宮筋腫や良性卵巣腫瘍の合併がある方は同時に治療することも可能など、メリットが多いのが特徴です。 また、ロボット手術では3D高画像を見ながら、繊細で精密な手術が行え、腹腔鏡下仙骨膣固定術(LSC)で唯一のデメリットとされていた手術時間も2時間半程度と経膣メッシュ手術(TVM)と比較して遜色ない時間に短縮され、デメリットは無くなったと言ってもいいかもしれません。

シングルメッシュ(膣の前側のみ)

ダブルメッシュ(膣の前後両側)

膣の前側・後側に医療用の補強シート(メッシュ)を置き、仙骨全面に固定して落ちないようにします。
※シングルメッシュにするかダブルメッシュにするかは病状によって決まります。

術後の傷の状態

当院での治療スケジュール

平均入院期間は5日間(最短4日)になっています。

1日目 入院日 14時頃に入院
2日目 手術日 手術を行います。
手術後は尿道カテーテル(おしっこの管)が入っています。
3日目 食事や歩行が可能になります。
3~4日目 尿道カテーテルを抜き、排尿状態を確認。
4~5日目以降 創の痛みなどの病状をみて退院となります。
退院後気をつけること

普段通りの生活が可能ですが、重いものを持つことや性交渉は1ヶ月程度控えて頂いてます。また便秘を避けるために、必要であれば内服をしていただきます。

費用について

骨盤臓器脱手術(LSC、RSC)は保険適応になっています。