埼玉県三郷市にある総合病院です。

IMSグループ医療法人三愛会 三愛会総合病院

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令和4年度
三愛会総合病院 病院指標

年齢階級別退院患者数

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年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 - 15 30 44 129 219 338 762 658 173
2022年4月1日~2023年3月31日までに退院した年齢階級別(10歳刻み)の患者様の集計です。
患者数が10人未満の場合は“-”と表記しております。
100歳以上の方は90歳代に含まれております。
2022年11月に新築移転し、診療機能が拡大した為、昨年度と比較し、全年齢増加しております。
60歳代から80歳代が全体の70%以上を占め、特に70歳代が多いことがわかります。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

内科

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DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2-なし 33 39.48 21.11 3.03% 82.94
100380xxxxxxxx 体液量減少症 19 34.00 11.15 10.53% 80.26
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等1-あり 13 2.00 2.03 0.00% 52.08
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1-なし 手術・処置等2-なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 12 18.75 17.54 8.33% 87.00
0400801499x002 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし 手術・処置等2-なし 定義副傷病-なし A-DROP スコア2 12 23.92 16.19 0.00% 84.58
内科では『040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎』が最も多い結果となりました。
誤嚥性肺炎とは異物が肺に侵入することで発症する気管支肺炎です。
2016年度より肺炎の診断群分類において、市中肺炎又は院内肺炎、年齢、A-DROPスコア(後述の成人市中肺炎の重症者別患者数の指標で詳細に説明しております)が評価されることになりました。
その為、肺炎での入院は12件ですが、分類が細かくなり、ばらつきが見られ幅広くなった為、『040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎』が1位となりました。

DPCコードに対する詳細病名は以下のとおりです。
040081 誤嚥性肺炎
100380 脱水症
030250 睡眠時無呼吸症候群
050130 うっ血性心不全
040080 肺炎

整形外科

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DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 61 39.30 26.42 24.29% 82.30
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 35 29.71 20.09 8.57% 82.49
070343xx97x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 その他の手術あり 手術・処置等2-なし 32 13.28 15.60 0.00% 69.28
070343xx01x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 前方椎体固定等 手術・処置等2-なし 30 16.90 20.05 0.00% 69.90
160760xx97xx0x 前腕の骨折 手術あり 定義副傷病-なし 17 9.94 4.86 0.00% 63.71
整形外科では『160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 』が最も多い結果となりました。
当院では大腿近位の骨折に対する観血的整復術もしくは人工骨頭置換術を多く行っております。

DPCコードに対する詳細病名は以下のとおりです。
160800 大腿骨頚部骨折、大腿骨転子部骨折
160690 腰椎椎体骨折
070343 腰部脊柱管狭窄症
160760 橈骨遠位端骨折

脳神経外科

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DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1-なし 手術・処置等2-4あり 定義副傷病-なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2 56 20.89 15.97 17.86% 73.02
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1-なし 手術・処置等2-なし 定義副傷病-なし 18 29.22 19.58 27.78% 68.83
010060x2990501 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1-なし 手術・処置等2-5あり 定義副傷病-なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2 12 27.75 17.39 16.67% 75.25
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2-なし 定義副傷病-なし 11 13.55 8.54 27.27% 74.91
010040x001x0xx 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 脳血管内手術+脳動静脈奇形摘出術等 手術・処置等2-なし - - 30.80 - -
患者数が10人未満の場合は“-”と表記しております
脳神経外科では『010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満)手術なし 手術・処置等1-なし 手術・処置等2-4あり 定義副傷病-なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2 』が最も多い結果となりました。
脳梗塞で最も多いのは意識障害の程度が比較的軽い(JCS10未満)症例であり、当院では主に血栓溶解薬や脳保護剤等による投薬加療を行います。
リハビリを行い退院される方もいれば、更なるリハビリ加療を続けるためにリハビリの専門病院に転院される方もいます。

DPCコードに対する詳細病名は以下のとおりです。
010060 脳梗塞
010040 脳出血
160100 急性硬膜下血腫、脳挫傷

眼科

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DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx1 白内障、水晶体の疾患 手術あり 両眼 117 3.03 4.67 0.00% 74.23
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼 60 2.78 2.63 0.00% 72.20
020200xx9710xx 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1-あり 手術・処置等2-なし 30 7.90 5.80 3.33% 68.60
020160xx97xxx0 網膜剥離 手術あり 片眼 29 13.21 8.05 0.00% 63.03
020180xx97x0x0 糖尿病性増殖性網膜症 手術あり 手術・処置等2-なし 片眼 16 9.63 6.31 0.00% 59.25
眼科では『020110xx97xxx1 白内障、水晶体の疾患 手術あり 両眼』が最も多い結果となりました。
白内障手術の症例が多く、短期間の入院で多くの患者様の負担の軽減に努めております。

DPCコードに対する詳細病名は以下のとおりです。
020110 白内障(糖尿病性含む)
020200 黄斑円孔、黄斑前膜
020160 網膜剥離
020180 増殖糖尿病網膜症

耳鼻咽喉科

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DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 29 5.79 6.23 0.00% 57.59
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし - - 5.69 - -
030428xxxxxxxx 突発性難聴 - - 8.56 - -
030390xx99xxxx 顔面神経障害 手術なし - - 8.81 - -
030320xxxxxxxx 鼻中隔弯曲症 - - 6.0 - -
患者数が10人未満の場合は“-”と表記しております
耳鼻科では『030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎』が最も多い結果となりました。
当院では慢性副鼻腔炎に対する内視鏡下鼻・副鼻腔手術を多く行っております。

DPCコードに対する詳細病名は以下のとおりです。
030350 慢性副鼻腔炎
030240 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎
030428 突発性難聴
030390 顔面神経麻痺
030320 鼻中隔弯曲症

泌尿器科

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DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1-あり 92 3.02 2.45 0.00% 71.41
11012xxx03xxxx 上部尿路疾患 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術(一連につき) 89 1.72 2.49 0.00% 62.26
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2-なし 50 8.04 6.85 0.00% 76.80
11012xxx02xx0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 定義副傷病-なし 37 6.32 5.29 2.70%s 60.05
110200xx02xxxx 前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術等 29 9.55 7.82 0.00% 76.48
患者数が10人未満の場合は“-”と表記しております。
泌尿器科では『110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1-あり』が最も多い結果となりました。
当院では前立腺癌疑いに対する前立腺生検を多く行っております。
前立腺癌の確定診断には前立腺生検という検査が必要です。前立腺生検とは前立腺組織の一部を取り、実際に癌があるかないかを顕微鏡で調べる検査です。

DPCコードに対する詳細病名は以下のとおりです。
110080 前立腺癌
11012x 腎結石、尿管結石
110070 膀胱癌
110200 前立腺肥大症

血液透析科

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DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx9900xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1-なし 手術・処置等2-なし 10 42.60 11.77 0.00% 69.80
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2-なし 定義副傷病-なし - - 7.59 - -
110280xx9901xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1-なし 手術・処置等2-1あり - - 13.82 - -
180040xx97x1xx 手術・処置等の合併症 手術あり 手術・処置等2-1あり - - 34.00 - -
110280xx97x1xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 その他の手術あり 手術・処置等2-1あり - - 24.57 - -
患者数が10人未満の場合は“-”と表記しております。
血液透析科では例年同様『110280xx9900xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし』が最も多い結果となりました。

DPCコードに対する詳細病名は以下のとおりです。
110280 慢性腎臓病
180040 カテーテル感染症

消化器内科

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DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060035xx05xx0x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 定義副傷病-なし 12 2.08 3.69 0.00% 71.92
060340xx99x0xx 胆管(肝内外)結石、胆管炎 手術なし 手術・処置等2-なし - - 9.61 - -
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2-なし 定義副傷病-なし - - 8.94 - -
060040xx99x00x 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2-なし 定義副傷病-なし - - 9.64 - -
060350xx99x00x 急性膵炎、被包化壊死 手術なし 手術・処置等2-なし 定義副傷病-なし - - 10.33 - -
患者数が10人未満の場合は“-”と表記しております
消化器内科では『060035xx05xx0x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 定義副傷病-なし 』が最も多い結果となりました。
内視鏡検査で認めたポリープや隆起性病変を切除・治療します。ポリープを回収して組織検査することで、良性・悪性の診断をします。

DPCコードに対する詳細病名は以下のとおりです。
060035 結腸癌
060340 総胆管結石
060040 直腸癌
060350 膵炎

血管外科

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DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050170xx03000x 閉塞性動脈疾患 動脈塞栓除去術 その他のもの(観血的なもの)等 手術・処置等1-なし、1あり 手術・処置等2-なし 定義副傷病-なし - - 5.18 - -
050180xx02xxxx 静脈・リンパ管疾患 下肢静脈瘤手術等 - - 2.66 - -
050200xx99xxxx 循環器疾患(その他) 手術なし - - 6.96 - -
050170xx99100x 閉塞性動脈疾患 手術なし 手術・処置等1-1あり 手術・処置等2-なし 定義副傷病-なし - - 3.30 - -
050170xx02000x 閉塞性動脈疾患 動脈形成術、吻合術 指(手、足)の動脈等 手術・処置等1-なし、1あり 手術・処置等2-なし 定義副傷病-なし - - 15.00 - -
患者数が10人未満の場合は“-”と表記しております
新築移転に伴い血管外科の常勤医師が新たに入職した為、11月から入院した患者様の件数となります。
血管外科では『050170xx03000x 閉塞性動脈疾患 動脈塞栓除去術 その他のもの(観血的なもの)等 手術・処置等1-なし、1あり 手術・処置等2-なし 定義副傷病-なし 』が最も多い結果となりました。
下肢閉塞性動脈硬化症は、心臓から出た血液が足先に流れる途中の血管に動脈硬化が起こり、血管が細くなったり、つまったりして、十分な血液が足の筋肉や皮膚に流れなくなることで発症する病気です。
手や足の動脈が狭窄・閉塞して栄養や酸素を十分に送り届けることができなくなると、手先や足先が冷たくなったり、筋肉の痛みが出たりします。このような状態を閉塞性動脈硬化症と言います。

DPCコードに対する詳細病名は以下のとおりです。
050170 下肢閉塞性動脈硬化症
050180 下肢静脈瘤
050200 動静脈瘻

消化器外科

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DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060035xx010x0x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1-なし 定義副傷病-なし - - 15.40 - -
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 - - 4.59 - -
060335xx02000x 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1-なし 手術・処置等2-なし 定義副傷病-なし - - 6.93 - -
060150xx02xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴うもの等 - - 9.78 - -
060102xx99xxxx 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし - - 7.63 - -
患者数が10人未満の場合は“-”と表記しております
新築移転に伴い消化器外科の常勤医師が新たに入職した為、11月から入院した患者様の件数となります。
消化器外科では『060035xx05xx0x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 定義副傷病-なし 』が最も多い結果となりました。

DPCコードに対する詳細病名は以下のとおりです。
060035 大腸癌
060160 鼠経ヘルニア
060335 胆のう炎、胆のう結石
060150 急性虫垂炎
060102 結腸憩室炎

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

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初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 - - - - - - 1 8
大腸癌 - - - - - - 1 8
乳癌 - - - - - - 1 8
肺癌 - - - - - - 1 8
肝癌 - - - - - - 1 8

※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
患者数が10人未満の場合は“-”と表記しております。
5大癌とは、発症症例数が多いとされる胃癌、大腸癌、肺癌、乳癌、肝癌の事をいいます。
がんの進行度を判定する基準として国際的に活用されている国際対がん連合(UICC)が定めた腫瘍の病期分類を用いて病期(ステージ)ごとの集計をしています。

各種検査結果からT(原発腫瘍の拡がり)、N(所属リンパ節転移の有無と拡がり)、M(遠隔転移の有無)と区分し、それらを総合評価し病期(ステージ)を判定しています。

成人市中肺炎の重症度別患者数等

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患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 - - -
中等症 17 33.29 82.94
重症 35 28.60 80.94
超重症 - - -
不明 - - -
市中肺炎とは、病院外で日常生活をしていた人に発症した肺胞(はいほう:空気がたまるところ)の急性炎症です。
重症度分類は成人市中肺炎診療ガイドライン(2007年 日本呼吸器学会)内に記載されております、A-DROPスコアで分類致します。
A(Age:年齢):男性70歳以上、女性75歳以上
D(Dehydration:脱水):BUN(尿素窒素) 21mg/dL以上、または脱水あり
R(Respiration:呼吸):SpO2(酸素飽和度) 90%以下(PaO2〈動脈血酸素分圧〉 60Torr以下)
O(Orientation:見当識):意識障害あり
P(Pressure:血圧):血圧(収縮期)90mmHg以下
上記の頭文字をとってA-DROPスコアと呼んでおります。
以下の重症度に分類されます。
軽症:上記5ついずれも満たさない
中等症:上記1つまたは2つを有する
重症:上記3つを有する
超重症:上記4つまたは5つ。またはショックがある
不明:1~5の項目のうち1つでも不明であったもの
治療目安の振り分けも可能となります。
軽症の場合は、外来治療の適応となり、中等症の場合は、外来、または入院治療の適応となります。重症の場合は、入院治療の適応となり、超重症の場合は、ICU治療の適応となります。

当院では、中等症が最も多い結果となりました。重症度による治療目安では、”外来または入院治療”と軽症に思えますが、年齢階級別の件数でもわかる通り、当院では高齢の方の入院が多い為、肺炎が軽症であっても併存症の治療や在宅復帰の為にリハビリテーションを行うなど、入院が長引いてしまいます。

脳梗塞の患者数等

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発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 110 26.35 76.23 20.27%
その他 38 26.42 71.26 0.00%
患者数が10人未満の場合は“-”と表記しております。
ICD(International Classification of Diseases)とは診断群分類を決定する為の疾患のコードであり、そのコードを用いて、診断群分類への振り分けを行います。

発症日から何日目に当院で診断をしたかという項目で発症から「3日以内」か「その他」で振り分けしました。
脳神経外科の常勤の医師が入職し、昨年度と比較し入院の患者様が増加しております。
脳梗塞に対して急性期の治療ができるようになり、当院では3日以内に発症した脳梗塞の患者様が最も多い結果となりました。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

内科

※表は横にスクロールします。

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 14 1.50 3.71 0.00% 71.64
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) 10 6.10 47.50 30.00% 79.20
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 - - - - -
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみ) - - - - -
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 - - - - -
患者数が10人未満の場合は“-”と表記しております。
内視鏡的大腸ポリープ切除術(長径 2㎝未満)が最も多い結果となりました。
移転に伴い消化器内科の常勤医師が新たに入職した為、内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満)と胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む)は11月までの実施した手術件数となります。

整形外科

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Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(肩甲骨、上腕、大腿) 56 3.11 34.30 21.43% 81.16
K0462 骨折観血的手術(前腕、下腿) 40 2.45 13.98 2.50% 59.48
K1426 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓形成) 35 3.46 17.40 2.86% 72.69
K1423 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(後方椎体固定) 30 3.60 17.20 10.00% 67.83
K0821 人工関節置換術(肩、股、膝) 19 2.53 27.58 5.26% 78.26
骨折観血的手術(肩甲骨、上腕、大腿)が最も多い結果となりました。
骨折観血的手術は骨折に対する治療方法であり、骨折部を手術的に開いて直接整復と内固定を行う手術となります。

眼科

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Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合 その他のもの) 204 0.08 2.93 0.00% 72.15
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術 61 0.61 8.69 1.64% 65.97
K2821イ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合 逢着レンズを挿入するもの) - - - - -
K271 毛様体光凝固術 - - - - -
K281 増殖性硝子体網膜症手術 - - - - -
患者数が10人未満の場合は“-”と表記しております。
水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合 その他のもの)が最も多い結果となりました。
水晶体再建術は白内障の患者様の治療方法です。
片眼の場合1泊2日、両眼2泊3日の入院となり、経過次第では長くなる場合もあります。

耳鼻咽喉科

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Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅲ型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 19 1.00 3.68 0.00% 55.79
K340-6 内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅳ型(汎副鼻腔手術) - - - - -
K347 鼻中隔矯正術 - - - - -
K453 顎下腺腫瘍摘出術 - - - - -
K4572 耳下腺腫瘍摘出術(耳下腺深葉摘出術) - - - - -
患者数が10人未満の場合は“-”と表記しております。
内視鏡下鼻・副鼻腔手術が上位を占めております。
慢性副鼻腔炎の手術は患者様の炎症の範囲により、術式が変わります。
副鼻腔には前頭洞、篩骨洞、蝶形骨洞 、上顎洞の4つの洞があり、すべてに炎症がある場合、内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅳ型(汎副鼻腔手術)を選択し、2つ以上4つ未満の洞に炎症がある場合、内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅲ型(選択的(複数洞)副鼻腔手術)の手術を実施致します。

泌尿器科

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Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K768 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術(一連につき) 90 0.19 0.69 1.11% 62.66
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術・電解質溶液利用のもの) 53 1.32 5.87 0.00% 76.96
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザーによるもの) 35 1.71 2.94 0.00% 58.74
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 33 1.79 9.73 9.09% 70.03
K841-21 経尿道的レーザー前立腺切除・蒸散術(ホルミウム又は倍周波数レーザー) 26 1.77 6.85 0.00% 77.31
体外衝撃波腎・尿管結石破砕術(一連につき)が最も多い結果となりました。
腎結石や尿管結石の患者様の治療方法です。
体外衝撃波腎・尿管結石破砕術は体外で衝撃波を発生させ体内の結石のみに衝撃波を収束させ破砕するものです。
経尿道的尿路結石除去術に比べ、身体に傷をつけることなく短期間で退院することが出来ます。

消化器内科

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Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ切除術(長径 2㎝未満) 15 0.93 2.80 0.00% 73.33
K664 胃瘻造設術(経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む) 11 7.82 22.27 18.18 79.00
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 - - - - -
K654 内視鏡的消化管止血術 - - - - -
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみのもの) - - - - -
患者数が10人未満の場合は“-”と表記しております。
内視鏡的大腸ポリープ切除術(長径 2㎝未満)が最も多い結果となりました。
移転に伴い消化器内科の常勤医師が新たに入職した為、11月からの実施した手術件数となります。

血管外科

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Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 - - - - -
K6171 下肢静脈瘤手術(抜去切除術) - - - - -
K084 四肢切断術(下腿) - - - - -
K6082 動脈塞栓除去術(その他)(観血的) - - - - -
K6147 血管移植術、バイパス移植術(その他の動脈) - - - - -
患者数が10人未満の場合は“-”と表記しております。
新築移転に伴い血管外科の常勤医師が新たに入職した為、11月からの実施した手術件数となります。
四肢の血管拡張術・血栓除去術が最も多い結果となりました。
四肢の血管拡張術・血栓除去術は閉塞性動脈硬化症の治療方法の一つであり、動脈の狭い部分・閉塞した部分をバルーンカテーテル(管の先に風船がついたもの)で拡張し、必要に応じてステント(金属製のメッシュの管)を挿入し拡げる治療法となります。

消化器外科

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Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 - - - - -
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) - - - - -
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 - - - - -
K718-22 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴うもの) - - - - -
K740-22 腹腔鏡下直腸切除・切断術(低位前方切除術) - - - - -
患者数が10人未満の場合は“-”と表記しております。
新築移転に伴い消化器外科の常勤医師が新たに入職した為、11月からの実施した手術件数となります。
腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術が最も多い結果となりました。
腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術は大腸癌の治療方法の一つであり、腹部を炭酸ガスで膨らませてスペースを作り、腹部に小さな創(数か所)を開けそこから内視鏡を挿入し、悪性腫瘍を切除します。開腹手術と比べ傷が小さく痛みが軽く早期に退院できます。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

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DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる 16 0.61%
180010 敗血症 同一 - -
異なる 17 0.65%
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 - -
異なる - -
患者数が10人未満の場合は“-”と表記しております。
入院時の病名(入院契機病名)と医療資源を最も投入した病名(資源とは人的・物的・経済的資源を指す)が同一か異なるかで集計しております。

130100 播種性血管内凝固症候群
180010 敗血症
180035 真菌症
180040 手術・処置等の合併症
が該当します。
手術・処置等の合併症については、入院契機病名と医療資源を最も投入した病名が同じ場合入院中に発生した合併症ではありません。
手術や処置などを施行する際、合併症を起こさないように細心の注意を払い、予防に努めております。
しかし、合併症はどうしても一定の確率で起こり得ます。
起こり得る合併症については、事前に可能な限り患者様に説明させて頂いております。

更新履歴

2023/9/11
年齢階級別退院患者数、診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)、初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数、成人市中肺炎の重症度別患者数等、脳梗塞の患者数等、診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)、その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)