埼玉県三郷市にある総合病院です。
水頭症の中にはゆっくりと髄液が貯留する正常圧水頭症 (iNPH)があります。
高齢者に多く、以下に示されるような特徴的な症状を来します。
この3つの症状がそろって出現することはむしろ稀で、これらの症状のどれか一つでもあれば、CT,MRI等の検査を行います。そこで脳室拡大が認められればiNPHが疑われます。
CT, MRI:脳室拡大、高位円蓋部脳溝の狭小化、シルビウス裂の拡大などの所見が特徴的で必ず冠状断を含んだ撮影を行なう。
腰椎側くも膜下腔に18-19Gスパイナル針で穿刺し、髄液をおよそ30mLの排除を行ないます。iNPHなら検査後2,3日目の症状の改善が得られます。この検査で症状が改善した場合、iNPHである可能性は80%程度あります。
手術方法: iNPHであれば、脳室腹腔シャント(VPシャント)、腰部クモ膜下腔腹腔シャント(LPシャント)などの手術を行なえば、症状が改善される可能性があります。
これら髄液シャント術は過剰に溜まった脳脊髄液を他の体腔へ流すことにより、障害されていた脳の機能を戻すことができます。このときに、歩行障害や認知症、尿失禁といったiNPHの症状が改善されるのです。中には、劇的に改善する患者さんもいらっしゃいます。
これら髄液シャント術は過剰に溜まった脳脊髄液を他の体腔へ流すことにより、障害されていた脳の機能を戻すことができます。このときに、歩行障害や認知症、尿失禁といったiNPHの症状が改善されるのです。中には、劇的に改善する患者さんもいらっしゃいます。これら髄液シャント術は過剰に溜まった脳脊髄液を他の体腔へ流すことにより、障害されていた脳の機能を戻すことができます。このときに、歩行障害や認知症、尿失禁といったiNPHの症状が改善されるのです。中には、劇的に改善する患者さんもいらっしゃいます。当施設では特に脊椎変形が強く高度の髄液ブロックを来さない場合、最も低侵襲なLPシャント治療を行なっております。
シャントシステムには圧可変式バルブ(Programmable valve shunt)があり、皮膚の上から磁石の力で圧設定を変更できるものです。MRIなど強力な磁場が発生するところに入った後は、シャントバルブの種類によっては、圧設定が勝手に変更されている場合があり、特に他院で撮影した場合は、必ず我々に相談してください。