埼玉県三郷市にある総合病院です。

IMSグループ医療法人三愛会 三愛会総合病院

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診療科目紹介

脳神経外科 てんかん外来

「てんかん」は大脳神経細胞の過剰興奮がもとで繰り返し起こる「てんかん発作」を主徴とする慢性疾患です。
あらゆる年齢でおこり、有病率は人口の1%弱、生涯発病率は3〜4%とも言われ、最も頻度の高い神経疾患のひとつです。
治療が適切であれば6〜7割の患者さまの発作は止まりますが、止まるべき発作が止まらず、薬物の副作用に苦しむてんかん患者さんも多く見受けられます。適切な薬物選択には、適切な「てんかん診断」が必要であり、「てんかん診断」の誤りは薬物選択の誤りに通じ、患者さまは、合わない薬を飲みつづけることになります。
一方、適切な薬物選択による治療にもかかわらず、長期にわたりてんかん発作が止まらない「難治性てんかん」の患者さまに対しては、外科手術による治療を検討します。ただし、すべてのてんかんに外科治療が可能であるわけではなく、画像検査・脳波検査など多岐にわたる検査をおこなった上で総合的に判断して治療方針を検討します。

適切な診断および治療のためには、専門的な知識・経験が必要です。
専門医が早い段階で診断・治療に関与すると、発作が早く止まり、生活の質が向上することが期待できます。
また、最終発作から長期間経過している際には、検査所見を鑑みながら、慎重に減薬していくことで、服薬ゼロを目指すことも可能となります。

当院では 、毎週月曜日午後に“てんかん専門外来”をおこなっています。
問診、脳波検査、MRIにより、詳細なてんかん診断をおこない、適切な治療を選択します。
また、さらなる詳細な検査や専門的な治療が必要と思われる方には、順天堂大学てんかんセンターで検査・治療を進めることになります。(当科外来へ毎週月曜日に、順天堂てんかんセンターから、てんかん専門医である脳神経外科医が派遣されております。)てんかん発作に対するてんかん治療のみでなく、社会福祉サービス、運転免許、就学・就労、妊娠に関する相談にもお答えします。受診に関してのご相談は脳神経外科外来窓口までお問合せください。

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