ごあいさつ

病院理念

イムス三芳総合病院の5つの基本方針

  • 地域の中核病院として、一人でも多くの患者様のニーズに応えるために全力を尽くす。
  • 連携組織と協力し、24時間救急医療体制を提供する。
  • 地域医療機関、地域施設と連携した切れ目のない医療を構築し、地域のニーズに応える。
  • 進歩する医療レベルを常に意識し、研鑚に努め、教育研修を推進する。
  • 接遇マナーとコミュニケーション能力を備えた職員を尊重し、かつ育成する。

患者様の権利

  • 人間としての尊厳を尊重しプライバシーの保護を受ける事が出来る
  • 治療方針、病状経過予後等について説明を受け、自己の自由意思により治療を選択する事が出来る
  • 他医の意見を求める事が出来る
  • 病院を自由に選択し、また変更する事が出来る
  • 自らの診療録の開示を求めることが出来る

患者様の義務

  • 患者様は良質な医療の提供を受けるために、
    ご自分の健康に関する情報をできる限り正確に医師や看護師に提供してください。
  • 患者様は適切な医療の提供を受けるために、
    他医療機関と連携して診療にあたり紹介・転院することがあることをご理解ください。
  • 全ての患者様が適切な療養環境で治療に専念できるように、
    社会的ルールや病院の規則、職員の指示を守ってください。
  • 適切な医療を維持していただくために、
    医療費を遅滞なくお支払いいただくことが必要です。

病院長ごあいさつ

イムス三芳総合病院 病院長 田和 良行

2015年4月よりイムス三芳総合病院院長に就任し、8年が過ぎました。肝臓内科を標榜し、肝炎、肝硬変、肝細胞癌など肝疾患の治療を中心に内科診療を行っています。 地域よりご紹介を賜り、感謝しております。
 イムス三芳総合病院は1977年5月に三芳厚生病院として開院、2007年11月に現在の名称へ改称、さらに2013年3月、現在の地に移転新築となった病院です。移転後は特に、救急診療へ注力してまいりました。救急隊の方からは直接感謝のお言葉もお聞きしますが、まだまだ道半ばと考えています。
 2020年1月に初めて国内流入した新型コロナウイルス感染症は、日本だけではなく、世界を変えました。世界中でさまざまな都市のロックダウンが行われ、日本でも緊急事態宣言が何度も発出されたことはご存知の通りです。当院では国内発症当初より、昨年度も継続して社会的な役割を果たすことを使命として、コロナ患者の受け入れ、発熱外来、コロナワクチンの医療従事者接種、高齢者優先接種、通常接種と、ほぼすべてのコロナ関連業務に協力いたしました。私も、院長としてと言うより、「人として」新型コロナウイルス感染症患者を診ることが使命と考え、県からの受け入れ要請をできる限り受け入れてきました。
 患者・家族・スタッフの動線を分け、感染対策を強化し、一般の診療を継続しながらコロナウイルス感染症患者に対する対応も継続いたしました。対応をしながらも、入院患者家族の面会中止はせず、制限のみで対応し続けています。幸運なことに、院内クラスターもごく小規模のもののみで収まり、通常診療に大きな影響は出ていません。
 2022年度は、医療の高度化を目指し、当院の基本方針を一部変更。高度医療として、バイプレーンカテーテル装置でのカテーテル検査・治療や、ダビンチを使った手術(ロボット支援手術)を開始しました。今年度は更に体制を強化して、さらなる医療の高度化を、安全を確保しながら推進していくつもりです。また、この地での診療も10年となります。建物の老朽化が出てくる時期になったため、チェックをしていくことになります。
 2023年5月8日より、新型コロナウイルス感染症は2類から5類に変更されます。変更はされますが、ウイルスがその変更を知って気を使ってくれることなどありえません。どうも「ポストコロナ」と言われる時代は無理なようです。しかし「ウィズコロナ」として、コロナの感染患者が出ても、皆が安心して生活できるよう対策し、地域に貢献していきます。今まで通り、病院の役割として、通常診療を行えるよう工夫していきます。今年度もイムス三芳総合病院を宜しくお願いします。

 2023年4月1日