病院指標(令和2年度)

令和3年10月1日更新

年齢階級別退院患者数

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年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 - 43 75 110 245 393 476 1275 1127 279
【項目の説明】
令和2年度に当院を退院された患者さんを10歳刻みの年齢階級別に集計しました。

【解説】
※10件未満の数値の場合は、個人が特定される為(-)としています。
令和2年度で最も多い年齢層は70~79歳で患者数は1275人、全体の31.7%を占めています。
また、70歳以上の患者さんの割合が66.6%であり、高齢者の入院を多く受け入れております。

【集計方法・集計条件】
・集計対象患者は令和2年度(令和2年4月1日~令和3年3月31日)退院患者とする。
・年齢は、親様式における様式1開始日時点(入院日)とする。
・一般病棟の年齢階級別(10歳刻み)の患者数を示す。
・年齢階級は90歳以上を1つの階級として設定する。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050130xx9900xx 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 72 20.04 17.23 6.94% 82.57
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 66 40.05 20.51 22.73% 83.55
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 53 29.87 13.00 15.09% 79.09
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等2 1あり 50 17.30 14.60 12.00% 63.96
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1 なし、1,2あり 手術・処置等2 なし 29 7.21 4.44 0.00% 68.90
【項目の説明】
各診療科別に患者数の多いDPC14桁分類について症例数、平均在院日数(自院、全国)、転院率、平均年齢を各診療科別に上位5つを掲載しています。

【解説】
当院の内科は、一般内科、内分泌・代謝・糖尿病内科、循環器科が診療を行っています。
1位は「心不全」で、手術・処置なしの症例となっています。
2位は「誤嚥性肺炎」、3位は「尿路感染症」です。70歳~80歳を中心に、感染症による入院が内科件数の上位を占めています。
4位は「2型糖尿病」です。当院では、糖尿病専門医・管理栄養士・看護師・薬剤師と理学療法士・臨床検査技師・臨床工学技師などが連携して、糖尿病治療にあたっています。
その取り組みとして、「糖尿病教室」「糖尿病透析予防指導」「フットケア外来」を行っています。
5位は「狭心症、慢性虚血性心疾患」でカテーテル手術を行った症例です。

【集計方法・集計条件】
・集計対象患者は令和2年度(令和2年4月1日~令和3年3月31日)退院患者とする。

外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx99x4xx 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 4あり 32 1.94 4.15 0.00% 57.19
060035xx99x6xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 6あり 24 1.00 4.51 0.00% 74.54
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 17 4.88 9.42 0.00% 74.59
090010xx010xxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等1なし 15 11.53 10.30 6.67% 65.13
040040xx97x00x 肺の悪性腫瘍 手術あり 手術・処置等2なし 副傷病なし 14 12.71 10.83 0.00% 71.64
【項目の説明】
各診療科別に患者数の多いDPC14桁分類について症例数、平均在院日数(自院、全国)、転院率、平均年齢を各診療科別に上位5つを掲載しています。

【解説】
当院の外科は、一般外科・呼吸器外科・血管外科・乳腺外科が診療を行っています。
悪性腫瘍の切除目的の入院や、抗がん剤治療による入院が上位を占めています。

【集計方法・集計条件】
・集計対象患者は令和2年度(令和2年4月1日~令和3年3月31日)退院患者とする。

整形外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 129 43.20 25.09 48.06% 81.09
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 71 33.01 18.81 49.30% 79.82
160760xx97xx0x 前腕の骨折 手術あり 副傷病なし 33 7.15 5.18 9.09% 60.55
160700xx97xx0x 鎖骨・肩甲骨の骨折 手術あり 定義副傷病なし 24 5.00 6.19 0.00% 48.54
160850xx01xxxx 足関節・足部の骨折・脱臼 骨折観血的手術 鎖骨、膝蓋骨、手(舟状骨を除く。)、足、指(手、足)その他等 22 22.73 18.74 0.00% 56.91
【項目の説明】
各診療科別に患者数の多いDPC14桁分類について症例数、平均在院日数(自院、全国)、転院率、平均年齢を各診療科別に上位5つを掲載しています。

【解説】
整形外科の症例1位は、高齢者が転倒した場合に起こりやすい骨折である「股関節大腿近位骨折」で手術を施行した症例です。
外傷による骨折に対して手術を行う症例が上位を占めています。

【集計方法・集計条件】
・集計対象患者は令和2年度(令和2年4月1日~令和3年3月31日)退院患者とする。

脳神経外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2 34 19.82 15.64 20.59% 72.82
010060x2990211 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 1あり 発症前Rankin Scale 0、1又は2 32 29.19 17.42 40.63% 75.25
010060x2990201 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2 30 18.17 15.54 10.00% 69.93
010030xx9910xx 未破裂脳動脈瘤 手術なし 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし 30 3.4 3.04 0.00% 67.00
010070xx9910xx 脳血管障害 手術なし 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし 24 3.00 3.29 0.00% 71.04
【項目の説明】
各診療科別に患者数の多いDPC14桁分類について症例数、平均在院日数(自院、全国)、転院率、平均年齢を各診療科別に上位5つを掲載しています。

【解説】
脳神経外科の症例は、脳梗塞が約40%を占めており、発症3日以内で、意識障害の程度が比較的軽い症例(JCS10未満)が上位となっています。
1位は、急性期脳梗塞に伴う神経症候、日常生活動作障害、機能障害の改善をする点滴(エダラボン)が投与されている症例です。エダラボンは脳梗塞発症後24時間以内に投与を開始しなければなりません。そのため、発症から24時間以上経過し、エダラボンの使用適用外となった症例が、2位と3位の症例です。脳梗塞の症状がある場合は、早期の受診をお勧めします。
2位は、脳血管疾患等リハビリテーションを行い、副傷病(水頭症、てんかん、不整脈、脳性麻痺)がある症例です。
3位は、脳血管疾患等リハビリテーションを行い、副傷病がない症例です。

【集計方法・集計条件】
・集計対象患者は令和2年度(令和2年4月1日~令和3年3月31日)退院患者とする。

産婦人科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120060xx02xxxx 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 - - 6.10 - -
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 - - 6.16 - -
120110xx99xxxx 子宮・子宮附属器の炎症性疾患 手術なし - - 8.32 - -
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 - - 9.57 - -
120100xx01xxxx 子宮内膜症 子宮全摘術等 - - 7.30 - -
【項目の説明】
各診療科別に患者数の多いDPC14桁分類について症例数、平均在院日数(自院、全国)、転院率、平均年齢を各診療科別に上位5つを掲載しています。

【解説】
※10件未満の数値の場合は、個人が特定されるため各項目を非公開(-)としています。

【集計方法・集計条件】
・集計対象患者は令和2年度(令和2年4月1日~令和3年3月31日)退院患者とする。

眼科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり 286 1.96 2.76 0.00% 75.21
020210xx99x0xx 網膜血管閉塞症 手術なし 手術・処置等2 なし - - 6.98 - -
020110xx99xxxx 白内障、水晶体の疾患 手術なし - - 2.56 - -
【項目の説明】
各診療科別に患者数の多いDPC14桁分類について症例数、平均在院日数(自院、全国)、転院率、平均年齢を各診療科別に上位5つを掲載しています。

【解説】
※10件未満の数値の場合は、個人が特定される為(-)としています。
眼科の症例1位は白内障で、水晶体再建術を施行している症例です。
白内障の手術は、眼科の主な手術となり、基本的に1泊2日の入院となります。

【集計方法・集計条件】
・集計対象患者は令和2年度(令和2年4月1日~令和3年3月31日)退院患者とする。

耳鼻咽喉科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等1 あり 17 2.00 2.04 0.00% 61.06
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 16 6.81 4.94 6.25% 65.94
030390xx99xxxx 顔面神経障害 手術なし 15 8.53 9.17 0.00% 59.47
030428xxxxxxxx 突発性難聴 10 8.70 8.81 0.00% 62.80
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし - - 5.63 - -
   
【項目の説明】
各診療科別に患者数の多いDPC14桁分類について症例数、平均在院日数(自院、全国)、転院率、平均年齢を各診療科別に上位5つを掲載しています。

【解説】
※10件未満の数値の場合は、個人が特定される為(-)としています。
耳鼻咽喉科の症例1位は、「睡眠時無呼吸症候群」の検査入院です。夕方から入院し、翌朝に退院する1泊2日の入院となります。
耳鼻咽喉科は耳・鼻・喉から頭頸部領域まで幅広いため、1つの領域に偏らずに診療しており、疾患が多岐にわたっています。

【集計方法・集計条件】
・集計対象患者は令和2年度(令和2年4月1日~令和3年3月31日)退院患者とする。

皮膚科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1 なし - - 12.87 - -
080250xx99x1xx 褥瘡潰瘍 手術なし 手術・処置等2 あり - - 33.25 - -
180060xx97xxxx その他の新生物 手術あり - - 6.27 - -
【項目の説明】
各診療科別に患者数の多いDPC14桁分類について症例数、平均在院日数(自院、全国)、転院率、平均年齢を各診療科別に上位5つを掲載しています。

【解説】
※10件未満の数値の場合は、個人が特定されるため各項目を非公開(-)としています。

【集計方法・集計条件】
・集計対象患者は令和2年度(令和2年4月1日~令和3年3月31日)退院患者とする。

泌尿器科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
11012xxx04xxxx 上部尿路疾患 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術(一連につき) 52 1.50 2.66 0.00% 54.44
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2なし 42 6.90 7.13 0.00% 75.71
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 35 3.17 2.54 0.00% 72.60
11012xxx020x0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 手術・処置等1 なし 定義副傷病 なし 20 4.15 5.67 0.00% 58.35
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 16 16.69 13.00 6.25% 74.31
【項目の説明】
各診療科別に患者数の多いDPC14桁分類について症例数、平均在院日数(自院、全国)、転院率、平均年齢を各診療科別に上位5つを掲載しています。

【解説】
泌尿器科の症例は「尿路結石症」が多く、体外衝撃波腎・尿管結石破砕術や経尿道的尿路結石除去術を施行し、結石を取り除く症例が上位を占めています。

【集計方法・集計条件】
・集計対象患者は令和2年度(令和2年4月1日~令和3年3月31日)退院患者とする。

消化器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 68 7.76 9.53 11.76% 74.93
060190xx99x0xx 虚血性腸炎 手術なし 手術・処置等2 なし 17 8.35 8.83 5.88% 70.65
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 14 27.57 20.51 21.43% 82.29
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 14 23.64 13.00 21.43% 80.71
060060xx9710xx 胆嚢、肝外胆管の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 13 8.46 13.64 7.69% 80.31
【項目の説明】
各診療科別に患者数の多いDPC14桁分類について症例数、平均在院日数(自院、全国)、転院率、平均年齢を各診療科別に上位5つを掲載しています。

【解説】
消化器内科の症例1位は、「胆管(肝内外)結石、胆管炎」で内視鏡による手術を施行した症例です。
消化器内科では、消化器疾患だけではなく、肺炎や尿路感染症などの一般内科の診療も行っています。

【集計方法・集計条件】
・集計対象患者は令和2年度(令和2年4月1日~令和3年3月31日)退院患者とする。

消化器外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 72 3.36 4.86 1.39% 67.96
060335xx02000x 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 39 5.15 7.23 0.00% 67.18
060150xx03xxxx 虫垂炎 虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの等 37 3.46 5.44 0.00% 44.11
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 32 3.47 6.41 0.00% 54.47
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 27 9.48 9.08 7.41% 69.70
【項目の説明】
各診療科別に患者数の多いDPC14桁分類について症例数、平均在院日数(自院、全国)、転院率、平均年齢を各診療科別に上位5つを掲載しています。

【解説】
消化器外科では、お腹の病気の診断と治療を行っています。食道、胃、十二指腸、小腸、大腸、肛門、肝臓、胆嚢、膵臓といった消化器疾患全般に対し、消化器内科と消化器外科が連携し、協力し合って診断と治療をしています。消化器内視鏡や腹腔鏡手術など、身体にやさしく安全な低侵襲医療に力を入れているため、腹腔鏡を使用した手術症例が上位を占めています。
また、特別な症状に合わせて、肝臓内科、内視鏡外科、ヘルニア外来(脱腸外来)、甲状腺・内分泌外科、便秘、腸内細菌外来などの専門外来での診療も行っています。

【集計方法・集計条件】
・集計対象患者は令和2年度(令和2年4月1日~令和3年3月31日)退院患者とする。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

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初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 - - - - 42 - 1 8
大腸癌 - - 27 16 121 - 1 8
乳癌 - 13 17 - 28 - 1 8
肺癌 12 - 14 18 - - 1 8
肝癌 - - - - 17 - 1 7,8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
【項目の説明】
5大がんについて集計期間中に入院治療を行った延べ患者数を病期(ステージ)ごとに集計ました。

【解説】
※10件未満の数値の場合は、個人が特定される為(-)としています。
当院で、がんの診断ならびに初回治療をおこなった「初発」の患者数を比較すると大腸癌が最も多く、次が乳癌となっています。
各癌のステージ分類不明とされている症例は、治療前の検査入院などで、入院期間中に検査結果が判明せず、入院情報だけでは病期分類が出来なかったためと考えられます。

【集計方法・集計条件】
集計対象患者は令和2年度(令和2年4月1日~令和3年3月31日)退院患者とする。
・5大癌のStage1から4迄の患者数を入力
・患者数は延患者数とする
・病期分類はUICCが1、がん取扱い規約が2と表示
・Stageが0のものは集計対象外

成人市中肺炎の重症度別患者数等

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患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 - - -
中等症 17 47.24 81.53
重症 - - -
超重症 - - -
不明 - - -
【項目の説明】
成人(20歳以上)の市中肺炎患者について重症度別に集計したものです。重症度分類はA-DROPスコアを用いています。A-DROPスコアとは日本呼吸器学会の成人市中肺炎診療ガイドラインに掲載されている肺炎重症度分類の定義のことで、市中肺炎とは普段の社会生活を送っている中で罹患した肺炎のことです。

【解説】
※10件未満の数値の場合は、個人が特定される為(-)としています。
当院の成人市中肺炎の重症度別患者数は、中等症が最も多く、平均在院日数は47.24日、平均年齢は81.53歳と高齢者の割合が非常に高くなっています。
軽症から重症まで幅広く肺炎治療を行っており、重症の方にはハイケアユニットにて、より高度な医療が実現できる環境を整えています。
また、栄養管理を含む全身管理が必要な症例に対して、栄養サポートチーム(NST)という全ての職種が連携しチーム医療を行い、高度な医療にも対応しています。

【集計方法・集計条件】
・集計対象患者は令和2年度(令和2年4月1日~令和3年3月31日)退院患者とする。
・成人の市中肺炎につき重症度別に示す。
・重症度分類はA-DROPスコアを用いる。
・重症度の各因子が一つでも不明の場合には不明とする。
・入院の契機となった傷病名および医療資源を最も投入した傷病名に対するICD10 コードが両方ともJ13~J18$ で始まるものに限定されます。

脳梗塞の患者数等

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発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 171 32.40 75.20 28.35%
その他 23 23.17 72.13 2.58%
【項目の説明】
脳梗塞の病型別の患者数、平均在院日数、平均年齢、転院率を集計しました。

【解説】
24時間救急医療体制を備えた二次救急病院として日々救急対応をしており、夜間も救急対応可能となっています。また、発症してまもない早期からのリハビリテーション介入も実施しています。回復期においても、当院周辺には同グループの回復期リハビリテーション病院「埼玉セントラル病院」や、近隣のリハビリテーション病院とも連携しており、集中的なリハビリテーションの提供が可能となっています。

【集計方法・集計条件】
・集計対象患者は令和2年度(令和2年4月1日~令和3年3月31日)退院患者とする。
・最も医療資源を投入した傷病のICD10コード上の3桁で集計とする。
・発症日から「3日以内」「その他」に分類する。件数が10未満の場合には分けずに合計した数値を記載。転院については転院患者数/全退院数を転院率とする。
・全退院数とは各ICD別の退院患者数

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 27 3.07 6.85 0.00% 68.33
K6121イ 末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)(単純) 10 9.20 20.20 10.00% 72.90
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) - - - - -
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞) - - - - -
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) - - - - -
【項目の説明】
診療科別に手術件数の多い順に5術式について、患者数、術前日数、術後日数、転院率、平均年齢について掲載しています。

【解説】
※10件未満の数値の場合は、個人が特定される為(-)としています。
内科の手術では、循環器のカテーテル手術が約60%を占めています。
●経皮的冠動脈ステント留置術とは虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞など)に対して、狭くなった冠動脈を血管の内側からバルーンで拡張しステントを留置するカテーテル治療です。
●「ペースメーカー移植術」とは、房室ブロックや洞不全症候群などの徐脈性不整脈に対し、体内にペースメーカーと呼ばれる機械を植え込む手術です。ペースメーカーは心臓の鼓動の途切れや一定以上の間隔を超えてしまうとそれを察知して電気刺激を心臓に送り心臓が正常なリズムで鼓動することをサポートする機械です。

【集計方法・集計条件】
・集計対象患者は令和2年度(令和2年4月1日~令和3年3月31日)退院患者とする。
・輸血関連(K920$)は除外。
・創傷処理、皮膚切開術、悲観血的整復術、徒手整復術、軽微な手術およびすべての加算は除外。
・術前日数は様式1開始日から主たる手術の手術日まで(手術日当日は含まない)の日数、術後日数は主たる手術の手術日から(手術日当日は含まない)様式1終了日まで。

外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K4762 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 11 1.73 4.00 0.00% 74.09
K6121イ 末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)(単純) 10 0.10 5.70 0.00% 72.90
K617-2 大伏在静脈抜去術 - - - - -
K5131 胸腔鏡下肺切除術(肺嚢胞手術(楔状部分切除)) - - - - -
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(部分切除) - - - - -
【項目の説明】
診療科別に手術件数の多い順に5術式について、患者数、術前日数、術後日数、転院率、平均年齢について掲載しています。

【解説】
※10件未満の数値の場合は、個人が特定される為(-)としています。
当院の外科は、一般外科・呼吸器外科・血管外科・乳腺外科の診療を行っており、地域密着病院として、検査から手術、その後のフォローまで一貫した診療を行っています。
●「胸腔鏡下手術」とは、径5~10mmの内視鏡をその胸腔内に挿入し、テレビモニターの画面に映し出された胸の中を見ながら進める手術です。

【集計方法・集計条件】
・集計対象患者は令和2年度(令和2年4月1日~令和3年3月31日)退院患者とする。
・輸血関連(K920$)は除外。
・創傷処理、皮膚切開術、悲観血的整復術、徒手整復術、軽微な手術およびすべての加算は除外。
・術前日数は様式1開始日から主たる手術の手術日まで(手術日当日は含まない)の日数、術後日数は主たる手術の手術日から(手術日当日は含まない)様式1終了日まで。

整形外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(肩甲骨、上腕、大腿) 100 4.26 37.65 43.00% 80.36
K0462 骨折観血的手術(前腕、下腿) 67 3.28 13.97 8.96% 65.64
K0811 人工骨頭挿入術(股) 55 5.00 35.36 47.27% 80.65
K0483 骨内異物(挿入物を含む)除去術 32 1.25 3.19 0.00% 50.53
K0463 骨折観血的手術(鎖骨、膝蓋骨、手、足、指) 21 2.33 8.29 0.00% 53.81
【項目の説明】
診療科別に手術件数の多い順に5術式について、患者数、術前日数、術後日数、転院率、平均年齢について掲載しています。

【解説】
整形外科の手術では、骨折に関する手術が約90%を占めています。
●「観血的手術」とは、医療行為のうち出血を伴う処置のことです。メスで皮膚を切開する外科手術や、外科的処置が該当します。「骨折観血的手術」では、主に骨固定材料を使用し、骨折部分を固定します。
●「骨内異物除去術」とは、骨固定材料を使用した手術に対し、骨固定した箇所が治癒した後に骨固定材料を除去・摘出する手術です。

【集計方法・集計条件】
・集計対象患者は令和2年度(令和2年4月1日~令和3年3月31日)退院患者とする。
・輸血関連(K920$)は除外。
・創傷処理、皮膚切開術、悲観血的整復術、徒手整復術、軽微な手術およびすべての加算は除外。
・術前日数は様式1開始日から主たる手術の手術日まで(手術日当日は含まない)の日数、術後日数は主たる手術の手術日から(手術日当日は含まない)様式1終了日まで。

脳神経外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K1781 脳血管内手術(1箇所) 37 1.54 29.08 13.51% 66.14
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 14 0.29 29.00 7.14% 78.93
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 13 8.54 10.77 15.38% 74.46
K178-4 経皮的脳血栓回収術 12 0.08 56.92 66.67% 76.17
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他) - - - - -
【項目の説明】
診療科別に手術件数の多い順に5術式について、患者数、術前日数、術後日数、転院率、平均年齢について掲載しています。

【解説】
※10件未満の数値の場合は、個人が特定される為(-)としています。
●「脳血管内手術(コイル塞栓術)」とは、破裂する危険がある脳動脈瘤(未破裂脳動脈瘤)の中にコイルを詰めて、 血液の流入をなくしてしまうことで破裂(くも膜下出血)を防ぎます。 また、破裂してくも膜下出血を起こした脳動脈瘤(破裂脳動脈瘤)にも適応します。
 
【集計方法・集計条件】
・集計対象患者は令和2年度(令和2年4月1日~令和3年3月31日)退院患者とする。
・輸血関連(K920$)は除外。
・創傷処理、皮膚切開術、悲観血的整復術、徒手整復術、軽微な手術およびすべての加算は除外。
・術前日数は様式1開始日から主たる手術の手術日まで(手術日当日は含まない)の日数、術後日数は主たる手術の手術日から(手術日当日は含まない)様式1終了日まで。

産婦人科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡) - - - - -
K877 子宮全摘術 - - - - -
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 - - - - -
K872-2 腹腔鏡下子宮筋腫摘出(核出)術 - - - - -
K8654 子宮脱手術(腟壁形成手術及び子宮全摘術)(腟式、腹式) - - - - -
【項目の説明】
診療科別に手術件数の多い順に5術式について、患者数、術前日数、術後日数、転院率、平均年齢について掲載しています。

【解説】
※10件未満の数値の場合は、個人が特定される為(-)としています。
患者さんに負担の少ない、腹腔鏡手術、腟式手術を行っています。
他院で開腹手術と判断された患者さんに、開腹しない手術を提供できるような体制作り、技術の向上を心がけております。

【集計方法・集計条件】
・集計対象患者は令和2年度(令和2年4月1日~令和3年3月31日)退院患者とする。
・輸血関連(K920$)は除外。
・創傷処理、皮膚切開術、悲観血的整復術、徒手整復術、軽微な手術およびすべての加算は除外。
・術前日数は様式1開始日から主たる手術の手術日まで(手術日当日は含まない)の日数、術後日数は主たる手術の手術日から(手術日当日は含まない)様式1終了日まで。

眼科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 その他のもの 285 0.00 1.02 0.00% 75.17
K2822 水晶体再建術(眼内レンズを挿入しない) - - - - -
【項目の説明】
診療科別に手術件数の多い順に5術式について、患者数、術前日数、術後日数、転院率、平均年齢について掲載しています。

【解説】
※10件未満の数値の場合は、個人が特定される為(-)としています。
●「白内障手術」とは、濁った水晶体を取り除き、眼内レンズを挿入することで視力を取り戻し、モノが見える様になります。
白内障手術は、眼科の主な手術であり、基本的に1泊2日の入院となっております。

【集計方法・集計条件】
・集計対象患者は令和2年度(令和2年4月1日~令和3年3月31日)退院患者とする。
・輸血関連(K920$)は除外。
・創傷処理、皮膚切開術、悲観血的整復術、徒手整復術、軽微な手術およびすべての加算は除外。
・術前日数は様式1開始日から主たる手術の手術日まで(手術日当日は含まない)の日数、術後日数は主たる手術の手術日から(手術日当日は含まない)様式1終了日まで。

耳鼻咽喉科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) - - - - -
K368 扁桃周囲膿瘍切開術 - - - - -
K347 鼻中隔矯正術 - - - - -
K392-2 喉頭蓋嚢腫摘出術 - - - - -
K3731 下咽頭腫瘍摘出術(経口腔) - - - - -
【項目の説明】
診療科別に手術件数の多い順に5術式について、患者数、術前日数、術後日数、転院率、平均年齢について掲載しています。

【解説】
※10件未満の数値の場合は、個人が特定される為(-)としています。
●「内視鏡下鼻・副鼻腔手術」とは、内視鏡を使って鼻の中から行い、副鼻腔炎などで炎症を起こしている副鼻腔(鼻の周りの空洞)の出入り口を広げて、炎症が治まりやすくする治療です。

【集計方法・集計条件】
・集計対象患者は令和2年度(令和2年4月1日~令和3年3月31日)退院患者とする。
・輸血関連(K920$)は除外。
・創傷処理、皮膚切開術、悲観血的整復術、徒手整復術、軽微な手術およびすべての加算は除外。
・術前日数は様式1開始日から主たる手術の手術日まで(手術日当日は含まない)の日数、術後日数は主たる手術の手術日から(手術日当日は含まない)様式1終了日まで。

皮膚科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0052 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2cm以上4cm未満) - - - - -
【項目の説明】
診療科別に手術件数の多い順に5術式について、患者数、術前日数、術後日数、転院率、平均年齢について掲載しています。

【解説】
※10件未満の数値の場合は、個人が特定される為(-)としています。
●「露出部」とは、頭部、頸部、上肢の肘関節以下、下肢の膝関節以下を指します。切除した大きさや悪性か良性によって手術コードや手術名称が変わります。

【集計方法・集計条件】
・集計対象患者は令和2年度(令和2年4月1日~令和3年3月31日)退院患者とする。
・輸血関連(K920$)は除外。
・創傷処理、皮膚切開術、悲観血的整復術、徒手整復術、軽微な手術およびすべての加算は除外。
・術前日数は様式1開始日から主たる手術の手術日まで(手術日当日は含まない)の日数、術後日数は主たる手術の手術日から(手術日当日は含まない)様式1終了日まで。
・10件未満の数値の場合は、個人が特定される為(-)としています。

泌尿器科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K768 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術 52 0.00 0.50 0.00% 54.44
K8036ロ 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 その他のもの 22 1.27 5.05 0.00% 76.27
K7811 経尿道的尿路結石除去術 レーザーによるもの 22 2.77 2.45 0.00% 59.18
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 電解質溶液利用のもの 20 1.00 4.10 0.00% 74.45
K7981 膀胱結石摘出術(経尿道的手術) - - - - -
【項目の説明】
診療科別に手術件数の多い順に5術式について、患者数、術前日数、術後日数、転院率、平均年齢について掲載しています。

【解説】
※10件未満の数値の場合は、個人が特定される為(-)としています。
泌尿器科の手術では、尿路結石に関する手術が約60%、膀胱悪性腫瘍に関する手術が約30%を占めています。
●「体外衝撃波腎・尿管結石破砕術」とは、腎、尿管結石症に対して、専用機器で発生させた衝撃波を体外から結石に当てて破砕する治療法です。小さくなった破砕片は尿とともに排出されます。
●「経尿道的尿路結石除去術(レーザー)」とは、体外衝撃波(ESWL)で砕石できない硬い結石や、多数回のESWL治療が必要と予想される大きな硬い結石に対しておこなう内視鏡による手術です。
●「膀胱悪性腫瘍手術」とは、早期の膀胱癌に対し経尿道的に内視鏡で切除する手術です。

【集計方法・集計条件】
・集計対象患者は令和2年度(令和2年4月1日~令和3年3月31日)退院患者とする。
・輸血関連(K920$)は除外。
・創傷処理、皮膚切開術、悲観血的整復術、徒手整復術、軽微な手術およびすべての加算は除外。
・術前日数は様式1開始日から主たる手術の手術日まで(手術日当日は含まない)の日数、術後日数は主たる手術の手術日から(手術日当日は含まない)様式1終了日まで。

消化器内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 74 2.41 7.95 9.46% 78.03
K654 内視鏡的消化管止血術 12 0.42 10.08 16.67% 76.42
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみ) 11 1.55 3.91 9.09% 79.36
K6872 内視鏡的乳頭切開術(胆道砕石術を伴う) - - - - -
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍胃粘膜) - - - - -
【項目の説明】
診療科別に手術件数の多い順に5術式について、患者数、術前日数、術後日数、転院率、平均年齢について掲載しています。

【解説】
※10件未満の数値の場合は、個人が特定される為(-)としています。
消化器内科の手術では、胆のう・胆管・膵臓に関する手術が約70%を占めています。
●「内視鏡的胆道ステント留置術」は、胆管結石や膵臓癌・胆管癌などで胆管や膵管が狭窄や閉塞し、胆汁や膵液の流れが悪くなっている場合、内視鏡的にステントという管を入れて、胆汁や膵液の流れを良くする治療です。
●「内視鏡的消化管止血術」は、胃潰瘍や十二指腸潰瘍からの出血に対し内視鏡下で出血部位を確認し止血処置を行います。
●「内視鏡的乳頭切開術」は、内視鏡を十二指腸まで挿入し、胆管・膵管の出口にあたる乳頭部にEST用ナイフ(電気メス)を挿入し切開する手術です。

【集計方法・集計条件】
・集計対象患者は令和2年度(令和2年4月1日~令和3年3月31日)退院患者とする。
・輸血関連(K920$)は除外。
・創傷処理、皮膚切開術、悲観血的整復術、徒手整復術、軽微な手術およびすべての加算は除外。
・術前日数は様式1開始日から主たる手術の手術日まで(手術日当日は含まない)の日数、術後日数は主たる手術の手術日から(手術日当日は含まない)様式1終了日まで。

消化器外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 79 0.97 3.25 1.27% 61.86
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 41 0.54 5.49 4.88% 65.51
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 36 0.19 2.11 0.00% 44.17
K6335 鼠径ヘルニア手術 32 0.47 2.72 0.00% 70.25
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 20 2.45 12.65 5.00% 71.30
【項目の説明】
診療科別に手術件数の多い順に5術式について、患者数、術前日数、術後日数、転院率、平均年齢について掲載しています。

【解説】
●「腹腔鏡下胆嚢摘出術」は、胆嚢疾患のなかで最も多い胆石症に対して行っています。
●2位と4位は鼠径ヘルニア手術で、2位は腹腔鏡下手術、4位は開腹手術です。全身麻酔による腹腔鏡下ヘルニア根治術の入院期間は2泊3日を基本としています。
●「腹腔鏡手術」では、細い管の先端にカメラが付いた手術器具を使います。特徴は、①手術創が小さい、②術後の痛みが少ない、③再発率が低い、④開腹手術に比べて退院までの日数も短い、などが挙げられます。

【集計方法・集計条件】
・集計対象患者は令和2年度(令和2年4月1日~令和3年3月31日)退院患者とする。
・輸血関連(K920$)は除外。
・創傷処理、皮膚切開術、悲観血的整復術、徒手整復術、軽微な手術およびすべての加算は除外。
・術前日数は様式1開始日から主たる手術の手術日まで(手術日当日は含まない)の日数、術後日数は主たる手術の手術日から(手術日当日は含まない)様式1終了日まで。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

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DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 - -
異なる - -
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 - -
異なる - -
【項目の説明】
播種性血管内凝固症候群、敗血症、真菌症、手術・術後の合併症の患者数と発症率を集計しました。DPC病名と入院契機病名が、同一か異なるかに分類して集計しています。

【解説】
※10件未満の数値の場合は、個人が特定される為(-)としています。
この指標は、医療の質の改善に資するため、臨床上ゼロになりえないものの、少しでも改善すべきものとして、播種性血管内凝固症候群、敗血症、その他の真菌症、手術・術後の合併症について、入院契機病名(入院のきっかけとなった傷病)の同一性の有無を区別して対象患者数と発症率を示したものです。

【集計方法・集計条件】
・集計対象患者は令和2年度(令和2年4月1日~令和3年3月31日)退院患者とする。
・医療資源最傷病のDPC6桁レベルと様式1の入院契機傷病名に対するICD10コードが対応表のICD10コードと一致している場合には「同一」とする。
・同一性の有無を区別した各症例数の全退院患者に対する請求率を示す。