2022年3月30日、低侵襲手術支援ロボット「da Vinci」を埼玉県三芳町、富士見市、ふじみ野市を含めた東入間地区で初めて導入しました。
また、低侵襲手術支援ロボット「da Vinci」の中でも第4世代である「da Vinci Xi」の導入は、朝霞・志木・新座・所沢地区でも初の取り組みとなります。
当院では、結腸手術と前立腺がん手術をそれぞれ10症例実施し、健康保険の適用となりました。前立腺がんは2023年4月1日より、大腸がんについても2023年5月1日より保険診療を開始しました。今後は鼠径ヘルニア（2022年5月現在は保険診療外）についても実施を予定しております。
当院のロボット手術の実績（2022年度実績）
泌尿器科
| 腹腔鏡膀胱悪性腫瘍手術（内視：腸管） | 1件 |
|---|---|
| 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術 | 12件 |
消化器外科
| 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 | 9件 |
|---|
低侵襲手術支援ロボット「da Vinci」によるロボット支援下手術をご希望の際は、下記の消化器外科外来（消化器病センター）にてご相談ください。
八岡先生、菊池先生の外来をご受診ください。
詳細は下記、外来担当医表をご確認ください。
低侵襲手術支援ロボット「da Vinci」とは
従来の内視鏡下手術と同じように、患部にいくつかの小さな切開部から手術支援ロボットの内視鏡・メス・鉗子を入れて手術を行いますが、従来の内視鏡下手術とは異なる特徴があります。
ロボット支援下手術のメリットと特徴
3D視野
通常の腹腔鏡は2Dの視野による手術が多く、奥行きが把握しにくいですが、ロボット支援下手術では3D視野のため奥行きが容易に把握でき、安全かつ容易に手術操作が可能です。
多関節機能
従来の内視鏡手術で使用している鉗子は、直線的な動きしかできないため，組織に対し多少無理な操作が必要となる場合があります。
しかしロボット支援下手術で使用する鉗子は多関節機能を有するため、組織に平行な操作も可能となり、身体にとって愛護的な手術が可能です。またこの多関節機能により縫合結紮がより容易に行えることが最大のメリットといっても過言ではありません。
手振れ防止機能
人間の手はいくら器用といっても細かい操作では震えが顕著となります。しかしロボット支援下手術は手振れがないため、より精緻な手術が可能です。