当院では臨床工学技士の活躍できる場が多く、業務ごとに担当が分かれていないため、様々な業務に携わることができます。
透析業務では穿刺・返血・装置のメンテナンス、水質管理など通常の業務に加え、フットチェック、シャントエコー・シャントPTAの介助・特殊浄化等、血液浄化に関わる多くの経験を積むことができます。
手術室業務では多くの診療科に携わり、手術中の機器操作だけでなく、中材での手術器具の点検も行っています。2022年からは手術支援ロボット daVinci 業務も加わりました。
カテーテル治療業務では脳外・循環器・消化器内科、血管外科での血管造影や血管内治療に携わっています。また不整脈業務ではPM外来、心臓ペースメーカの植込み時の対応や遠隔モニタリングを行っています。
その他にも、各種医療機器の操作や管理を行い、医療機器を通じて医療チームの一員として貢献しています。
業務内容
手術室業務
手術室では主に3つの業務を担っています。
手術支援業務
機器のセットアップ、内視鏡映像の管理、一部機器の操作や立ち合いなどを行っています。脳外科、消化器外科、呼吸器外科、整形外科、泌尿器科、血管外科、乳腺科、耳鼻科など多くの手術に携わっています。
ロボット支援下手術(ダビンチ)業務
当院では2022年4月から導入され、現在は消化器外科、泌尿器科で使用されています。
内視鏡システムを使用した手術方式より、緻密な鉗子操作を行うことができ、出血量が少なく、術後の早期回復・退院ができる点や傷口が小さく、患者さまへの負担が少ない低侵襲な手術ができる利点があります。
臨床工学技士は、ダビンチのドレープ装着や使用機器のレイアウト準備やダビンチアームを患者さんに使用するためのロールインやロールアウト操作、トラブル対応などを行っています。
保守管理業務
麻酔器・電気メス・超音波凝固切開装置・内視鏡・麻酔器などの機器の保守点検、中央材料室と連携した器具の管理などを行っています。
カテーテル業務
心臓カテーテル、脳血管カテーテル、血管カテーテルなどに参加しています。心臓カテーテルでは記録、患者様のバイタル管理、デバイスの準備及び管理、IVUS・OCTの操作、PCPSやIABPなどの補助循環の準備を行っています。脳血管カテーテルでは患者様のバイタル管理、PTAでのバルーンのタイマー管理、麻酔器の準備を行っています。血管外科カテーテルでは血液浄化療法で使用するシャント血管の造影やPTA、下肢の虚血治療などで記録や準備などの補助を行っています。
心臓ペースメーカ業務
心臓ペースメーカとは、不整脈で苦しむ患者様の体内に植え込み、心臓の拍動のための電気刺激を代わりに行う医療機器です。臨床工学技士は患者様の体内に埋め込まれたペースメーカが適切に作動しているか、ペースメーカ外来で確認しています。外来の無い日もペースメーカが正常に動いているか遠隔モニタリングで確認を行い、アラート(異常)が発生した際の対応も行っています。また、ペースメーカ植え込みの手術にも立ち会っています。
血液浄化業務
当院における血液浄化業務は3Fの透析センターにて行っております。現在25床のベッドにて午前・午後の2クールでの治療をしています。穿刺や返血などの基本的な透析業務の他にも、特殊血液浄化やフットチェック、シャントエコー検査にも臨床工学技士が関わっています。また、透析液の水質管理や透析用監視装置のメンテナンスも定期的に行っています。
透析液の水質管理
透析液の清浄度を評価するため、毎月透析液中のエンドトキシン濃度の測定、生菌数測定を行い、高水準の清浄度を維持しております。 エンドトキシン濃度は専用機器を用いて測定を行っております。
透析装置の点検及び修理
患者様に安全な医療を提供できるように、各透析装置を定期的にメンテナンスしています。機器に不具合が生じた場合は臨床工学技士が対応しています。
医療機器管理業務
医療機器管理室では、年間のメンテナンス計画に沿って医療機器の点検・整備をより細かく行っています。また、使用中の人工呼吸器の管理・搬送対応や機器のトラブル対応、機器の使用を安全に行うための情報発信を行っています。医療機器は日々新しくなるため常に情報収集を行い、新規導入した機器の点検内容や管理方法を確立し、患者様へより安全な医療を提供できるように努めています。
機器管理では医療機器管理システムを導入し、貸出、返却、点検、マニュアル、添付文書などを一元管理しています。機器に貼付したバーコードによる貸出・返却、タブレット端末を用いた病棟ラウンドなどで、効率良く安全に管理しています。
安全教育業務
主に看護職員やコメディカルを対象に、除細動器、人工呼吸器、輸液ポンプ、シリンジポンプ、新規導入機器などの勉強会を行い、適切で安全な使用方法の教育を行っています。他職種に教育するためには正しい知識・技術の習得が必要不可欠です。私たち臨床工学技士は、メーカー主催のメンテナンス講習会や院外研修に定期的に参加し、日々研鑽を積んでいます。
教育制度
臨床工学科の新人教育 年間計画に沿って、入職時研修や定期研修、フォロー面談などを行なっています。
院内での研修・教育の他、IMSグループで行っている研修や臨床工学部門の研修等、入職者を支援する教育体制が充実しています!
施設見学
施設見学をご希望の方は、下記までご連絡ください。
総務課 採用担当 亀山
tel:049-257-3830
募集要項ほか
新卒採用
IMS(イムス)グループ本部事務局にて選考いたします。
下記より現在の募集状況をご確認いただきご応募をお願いいたします。
中途採用 - 臨床工学技士
| 募集職種 | 臨床工学技士 |
|---|---|
| 雇用形態 | 常勤・正職員 |
| 資格 | 臨床工学技士 |
| 業務内容 |
病院内における臨床工学技士業務全般 手術室業務、機器管理業務、カテーテル室業務、血液浄化療法業務など (緊急対応の為、待機有) |
| 給与 |
235,400円以上 ※経験者は年齢、経験を考慮いたします。 |
| 勤務時間 |
7:30~16:30(1日) 8:30~17:30(1日) |
| 休日・休暇 |
月9~10日程度(シフト制) 年間休日115日 有給休暇(初年度10日 : 入職3か月後…3日、6か月後…7日) ※時間単位年休制度有り 特別休暇:慶弔休暇、子の看護休暇、介護休暇、産前産後・育児休暇 等 |
| 待遇・福利厚生 |
各種社会保険(健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険) 交通費 定期代支給(6か月または3か月毎)※病院から半径2km以内は支給なし 生活支援手当 退職金 入職後3年勤務後、別途退職金規程 医療費減免制度(月30,000円までの上限あり) 制服貸与 医療費減免制度 グループ内学会 食事 申し込み制(一部病院負担あり) ※給与天引き |
| 提出書類 |
履歴書(写真貼付) 職務経歴書 資格認定証の写し |
| 選考方法 | 書類選考後に、通過者のみ面接を行います。 |
中途採用 - 臨床工学技士〈非常勤〉
| 募集職種 | 臨床工学技士 |
|---|---|
| 雇用形態 | 非常勤 |
| 資格 | 臨床工学技士 |
| 業務内容 |
病院内における臨床工学技士業務全般 手術室業務、機器管理業務、カテーテル室業務、血液浄化療法業務など (緊急対応の為、待機有) |
| 給与 |
時給1,381円~ ※診療報酬改定による施設手当込み(令和8年度以降は変更の可能性があります) |
| 勤務時間 |
8:30~17:30 ※勤務時間は要相談 ※最低勤務時間4時間以上 |
| 休日・休暇 | 雇用形態による(応相談) |
| 待遇・福利厚生 |
各種社会保険(健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険) 交通費 定期代支給(6か月または3か月毎)※病院から半径2km以内は支給なし 医療費減免制度(月30,000円までの上限あり) 制服貸与 グループ内学会 食事 申し込み制(一部病院負担あり) ※給与天引き |
| 提出書類 |
履歴書(写真貼付) 職務経歴書 資格認定証の写し |
| 選考方法 | 書類選考後に、通過者のみ面接を行います。 |
| 備考 | 新卒の方はIMSグループ採用情報をご覧ください。 |
中途採用 - 臨床工学技士助手
| 募集職種 | 臨床工学技士助手 |
|---|---|
| 業務内容 | 電話対応(内線対応)、医療機器の貸出返却対応(貸し出し名簿のチェック)、病棟使用後の医療機器回収、滅菌出し、データ入力、印刷・配布業務 |
| 募集人数 | 1名 |
| 給与 | 時給1,141円~(施設⼿当込み ) |
| 勤務時間 |
9:00~16:00 勤務時間は要相談(最低4時間) 勤務曜日は要相談(月~金で相談) 最低勤労日数(週)3日以上 |
| 休日・休暇 | 土曜・日曜・祝日、平日は要相談 |
| 待遇・福利厚生 | 雇用保険、社会保険は労働条件により加入 |
| 提出書類 | 履歴書(写真付き)、職務経歴書 |
| 選考方法 | 書類選考・面接 |
