当院は、日本泌尿器科学会の専門医である常勤医師2名(指導医2名)と非常勤医師で泌尿器科疾患全般に対応しています。入院治療にも適時対応しており、手術に関しては低侵襲な内視鏡手術を中心に行っております。近年増加傾向にある前立腺癌の疑いに対してはPSA測定・生検を行い診断・治療を行っています。
当院では、尿管結石治療センターを併設しており、専門の治療も行っています。
排尿に時間がかかる、尿の出が悪い、トイレに何度も行く、もれる、尿が出るとき痛みがある、尿に血液が混ざるといった症状は泌尿器科の病気の疑いがあります。何か気になる方は一度泌尿器科の受診をお勧めします。
日本泌尿器科学会専門医教育施設
尿路結石は腎臓から尿道に至る尿の通り道に結石ができる病気で、急激な腰背部痛や腹痛を引き起こします。一般的に5mm未満の小さな結石は自然排出されますが、それより大きな結石は外科的治療が必要となります。
当科は、体外衝撃波結石破砕装置を用いた腎・尿管結石破砕術(ESWL)をこれまで施行してきましたが、平成28年1月よりホルミウムレーザーを用いた経尿道的結石砕石術(TUL)を開始いたしました。最新鋭の軟性尿管鏡を導入し、ESWLと併せて結石治療に対応が可能です。
前立腺肥大症は前立腺の内腺が肥大する疾患で、高齢男性の排尿障害の多くがこの疾患によるものです。前立腺肥大症の治療は、内科的治療と外科的治療があります。一般的に内科的治療は薬物療法が、外科的治療には前立腺腺腫を核出したり、切除する内視鏡手術が行われています。
当院では平成14年の内視鏡システム導入以来、高度な技術を持ち独自の経尿道的前立腺切除術(TURP)を確立してきましたが、平成28年10月よりTURPよりもさらに安全で合併症の少ない生理食塩水灌流経尿道的前立腺切除術(bipolar-TURP)を開始いたしました。従来のTURPでは手術中に非電解質溶液を灌流液として使用する必要があり、その非電解質溶液が体内に吸収されることで低ナトリウム血症という合併症の可能性がありました。このシステムはバイポーラ電極で体内に電流が流れないため、電解質溶液(生理食塩水)を灌流液に使用することができ、従来のTURPで問題となっていた低ナトリウム血症の心配がありません。
過活動膀胱は以下のような症状を示す病気です。
尿意切迫感過活動膀胱には、脳と膀胱(尿道)を結ぶ神経のトラブルで起こる「神経因性」のものと、それ以外の原因で起こる「非神経因性」のものがあります。最近では40歳以上の男女の8人に1人、また前立腺肥大症のある人の50~75%には過活動膀胱の症状があると言われます。過活動膀胱の治療は薬物療法が一般的です。
女性の身体では、お腹に強い力(腹圧)がかかった時に骨盤底筋という筋肉が膀胱と尿道を支えることで、尿道が締まり、尿が漏れるのを防いでいます。 腹圧性尿失禁(尿漏れ)は、この骨盤底筋が弱くなったり傷んだりすることによって、尿道をうまく締められなくなり、尿漏れを起こす病気です。骨盤底筋が弱くなったり傷んだりする原因の最も大きなものは、出産と言われています。また、加齢や血液中の女性ホルモン濃度の低下、肥満などが、骨盤底筋の傷みの原因となります。
尿失禁は命に関わる病気ではありませんが、生活の質(QOL)を多いに損なう病気なので、QOLの改善を目的として治療を行います。
腹圧性尿失禁の治療は、骨盤底筋体操です。 骨盤底筋を鍛えて、臓器が下がるのを防ぎ、尿道や肛門を締める力やコントロールする力をつけることで、尿漏れを防ぐ方法です。手術には、尿道をテープで吊り上げる中部尿道スリング手術(TVT手術、TOT手術)があります。手術をご希望の方は関連施設をご紹介します。
EDとは性交時に十分な勃起が得られないため、あるいは十分な勃起が維持できないため、満足な性交を行うことができない状態です。原因として精神的要因が多いのですが、基礎疾患として糖尿病による末梢神経障害も重要な要素になっています。バイアグラ、レビトラ、シアリスなどの処方(自費診療)も積極的に行っています。
陰茎の亀頭が包皮から露出していない状態を包茎といいます。
仮性包茎手で包皮を剥くことができる「日本泌尿器科学会専門医教育施設」
泌尿器系疾患全般の診療を行っています。平成19年7月からは尿路結石治療センター(元 尿路結石破砕センター)をオープン。
主な経歴 | 昭和52年 帝京大学医学部卒 平成14年 イムス三芳総合病院 |
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所属学会・資格 | 日本泌尿器科学会(認定専門医、指導医) |
所属学会・資格 | 日本泌尿器科学会(認定専門医、指導医) |
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専門分野 | 泌尿器疾患一般 前立腺肥大症 尿路結石など |
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主な経歴 | 平成4年 日本大学医学部 卒 平成9年 社会保険横浜中央病院 平成11年 日本大学医学部付属板橋病院 平成12年 川口市立医療センター 平成16年 東京臨海病院 令和元年 イムス三芳総合病院 |
所属学会・資格 | 日本泌尿器科学会(専門医・指導医) 日本泌尿器科内視鏡学会 日本排尿機能学会 日本臨床泌尿器科学会 日本癌治療学会 日本レーザー医学会 レーザー専門医 医学博士 臨床研修指導医 |
得意分野 | 経尿道的前立腺切除術 経尿道的膀胱腫瘍切除術 経尿道的尿管・膀胱結石砕石術 |
一言コメント | 平成4年に日本大学を卒業し、これまで大学の関連病院に勤務しておりました。 この度、縁あって、2019年4月から当院にお世話になっています。 特に、男性の排尿障害の大半を占める前立腺肥大症、突然の激痛を生じる尿管結石を専門に、泌尿器科疾患全体に幅広く対応しています。 手術に関しては、最近の手術傾向から経尿道的手術を主に行っています。 当院には、体外衝撃波結石破砕装置、硬性・軟性尿管鏡に用いるレーザー、圧縮空気による結石破砕システムが導入されており、手術が必要な結石患者様に対して、より充実した治療が行えると考えています。 地域の皆様にお役にたてるよう頑張る所存です。よろしくお願いいたします。 |
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