便秘外来・腸内細菌外来 専門医療

診療内容・特色

  • 便秘や消化器の病気の診断・治療をしています。
  • 患者様自身の腸内細菌に関する検査や消化機能改善のための処方も行っております。
  • 便秘の改善と予防のための生活習慣や食事指導を行っております。
  • 便秘が消化器疾患の場合は、消化器内科と消化器外科が連携し協力し合って患者さまに最適な医療を提供します。詳細は消化器病センターをご覧ください。
  • 消化器疾患に対しては、消化器内視鏡や腹腔鏡手術などからだに優しく安全な低侵襲医療に力を入れています。詳細は内視鏡外科をご覧ください。
  • 特別な症状に合わせて、肝臓外来ヘルニア外来甲状腺・内分泌外科などの専門外来でも診療しております。
    ※それぞれ症状に応じて消化器病センターや専門外来へ紹介しております。
  • 三芳町を含む東入間(ふじみ野市、富士見市、三芳町)だけでなく、川越市や志木市、新座市、所沢市、狭山市、さいたま市、清瀬市など、様々な地域の患者さまを診察させていただいております。

便秘について

日本内科学会の定義では、便秘とは「3日以上排便がない状態」とされています。
便秘とは、便を十分にかつ快適に出し切れない状態で、3日以上なかったり、便が硬くて量が少なく残便感があったりする状態のことを指します。

病気による便秘の可能性

生活習慣や食生活の乱れからくる便秘であれば、そこを改善すれば良いのですが、消化器疾患や内科系疾患など病気が原因の場合は自分だけでは改善できないことも多くもあります。
病気が原因の場合は、適切な治療が必要になってきますので、医療機関での相談をお勧めします。

こんなときは医療機関に相談

3日以上排便がないときや、下剤を使って1~2日たっても便が出ないときには医療機関に相談しましょう。
毎日排便があるか、硬さや量がどのようであるかを記録しておくことも大切なことです。

便秘の原因

以下のようなさまざまな要因が関わりあっています。

  • 食物繊維の少ない食事
  • ダイエットなど食事量が少ない
  • 水分摂取が足りてない
  • 精神的や肉体的ストレス
  • 腸運動低下や筋力低下
  • 便を出すための排便反射の低下
  • 消化器系の疾患による腸閉塞・狭窄や腸の蠕動運動障害
  • 甲状腺機能異常(甲状腺機能低下症など)、副甲状腺機能亢進症、糖尿病などの内分泌系疾患
  • 自律神経失調症やパーキンソン病など神経系疾患による蠕動運動低下
  • 内服薬の副作用

便秘の分類

機能性便秘の3種類と器質性便秘の1種類で、計4種類に分けられます。

1.機能性便秘 3種類

便が作られる過程や排便の仕組みに障害がある。

  • ①弛緩性便秘
    便秘の中で最も頻度が高い。大腸の運動が低下したために起こる便秘。
    腸管の緊張が緩み、便を押し出すぜん動運動が十分に行われない。
  • ②痙攣性便秘
    精神的ストレスや過敏性腸症候群などが原因。副交感神経が興奮することで腸管が緊張する。
    便がうまく運ばれずコロコロ便になる。
  • ③直腸性便秘
    高齢者や寝たきりの人に多い。排便を我慢することなどが原因。
    直腸に便が停滞してしまう状態。

2.器質性便秘

医療機関へ行って診察を受けた方が良い場合が多い。
大腸癌などの手術後の癒着が消化管に通過障害に発展し原因となる。
血便、腹痛、嘔吐などを伴う。

当院での主な診療内容

①問診
②触診
③直腸診
④血液検査尿検査・便検査
⑤心電図
⑥胸部・腹部レントゲン
⑦腹部エコー
⑧大腸内視鏡検査
⑨注腸造影検査またはCTコロノグラフィー
⑩腹部・骨盤CTやMRI  など

  ※以上の全てを行うわけではありません。

具体的な治療内容

①便秘改善および予防全般

  • 食事指導
  • 服薬指導
  • 生活改善指導
  • 運動指導
  • 腸マッサージ指導
  • 腸内細菌(腸内フローラ)検査  など

②病気の場合は、それぞれの内科的あるいは外科的治療

  • 内視鏡的治療
  • 腹腔鏡治療
  • 開腹手術  など

診療の流れ

  • 初診では、問診票記載していただいております。
  • 診察はまず問診を行い、腹部診察、肛門指診、肛門鏡診、直腸鏡診などが続きます。
  • 検査計画を立てます。大腸内視鏡検査についてはくわしい説明と検査日のご相談を行います。
  • 診療方針を決定します。相談しながら最適な診療方針を決めてます。
  • 便秘の解消のアドバイスなども行っています。
  • 投薬・服薬で便秘の改善が見込める場合には、薬を処方します。
  • 直腸に便がたまっている場合は、摘便や浣腸の処置をします。
  • 病気が発見された場合は、十分な説明のうえで治療を開始します。

担当医師

八岡 利昌 ・日本外科学会     認定医・専門医・指導医
・日本消化器外科学会  認定医・専門医・指導医
・日本内視鏡外科学会  技術認定医・評議員
・単項式内視鏡手術研究会 世話人
・日本ヘルニア学会 会員
福光 寛 ・日本外科学会 専門医
・日本内視鏡外科学会 会員

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