成人ヘルニア外来(脱腸外来) 専門医療

低侵襲手術支援ロボット「ダビンチ」の導入に伴い、自費での「ロボット支援下鼠径ヘルニア修復術」を2022年度、導入予定。低侵襲手術支援ロボット「ダビンチ」については、下記よりご確認ください。

低侵襲手術支援ロボット「ダビンチ」についてはこちら

診療内容

  • できるだけ体に負担をかけない腹腔鏡を中心としたヘルニア手術を行っています。
  • 2泊3日が標準治療期間です。主に全身麻酔で手術を行うため、手術前日午後に入院して、手術翌日午前退院の予定です。
  • ①低侵襲手術、②入院での加療とケア、③全身麻酔によって、より安全、より快適に手術や治療を受けて頂けるようにスタッフ一同全力で治療にあたっていきます。
  • 脱腸でお困りの方は、下記の担当医師の消化器外科外来でご相談ください。

担当医師

八岡 利昌 ・日本外科学会     認定医・専門医・指導医
・日本消化器外科学会  認定医・専門医・指導医
・日本内視鏡外科学会  技術認定医・評議員
・単項式内視鏡手術研究会 世話人
・日本ヘルニア学会 会員
菊池 章史 ・日本外科学会 専門医・指導医
・日本消化器外科学会 専門医・指導医
・日本内視鏡外科学会 技術認定医
・日本ロボット外科学会 Robo Doc Pilot国内B級
福光 寛 ・日本外科学会 専門医
・日本内視鏡外科学会 会員
沼尻 良褌 ・日本外科学会 会員
松澤 岳晃 ・日本外科学会 専門医・指導医
・日本消化器外科学会 専門医・指導医

外来日



     

* 上記担当医の「消化器外科 外来」で受診して下さい。

外来担当医表

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※曜日、担当医によって診療開始時間・診療受付終了時間が異なる場合がございます。
必ず外来担当医表をご覧下さい。
※受付終了時間を都合により変更する場合がございます。ご了承下さい。

ヘルニアの種類

  • ヘルニアとは臓器の一部が体の中の体壁などのすき間から出てしまい、本来あるべき位置から逸脱してしまった状態を指します。
  • 以下について診療しています。

  ①鼠径ヘルニア
  ②大腿ヘルニア
  ③閉鎖孔ヘルニア
  ④腹壁瘢痕ヘルニア

  • ヘルニアの種類の中でも、罹患される方の多い鼠径ヘルニアについて次の項でご紹介したいと思います。

鼠径ヘルニアとは

体外式衝撃波 結石破砕装置を導入

鼠径ヘルニアとは、足のつけ根のお腹の壁が弱くなり、そこから腸がはみ出てきている状態をいいます。俗に「脱腸」と呼ばれています。
いろいろな年齢で発症しますが、特に高齢者に多くみられる病気です。

症状は?

  • 立ち上がったり、お腹に力を入れると、足のつけ根がポッコリ膨らむ
  • 足のつけ根に痛みや引きつった感じがある
  • ポッコリ出たところを手でおさえると引っ込む

原因は?

加齢の影響で、お腹の壁が弱くなることが主な原因です。
加齢だけでなく、重い荷物を持つことが多い方も鼠径ヘルニアになりやすいといわれています。

治療方法は?

自然治癒することはなく、手術以外に治す方法はありません。
症状が出たら、どうぞお気軽に担当医師の「消化器病センター」外来を受診してください。

鼠径ヘルニアの手術

体外式衝撃波 結石破砕装置を導入

腹腔鏡手術の様子

体外式衝撃波 結石破砕装置を導入

矢印の部分が腹壁が弱くなり、腸が出ていく穴

どのような手術なの?

脱出した腸をお腹の中に戻し、腹壁の弱くなっている部分に、柔らかいメッシュをおなかの内側からあてて、腹壁を補強します。
病状などをよく検討して手術方法を決定しています。

当院の特徴

①鼠径部切開法(従来法)
②4Kカメラシステムによる腹腔鏡手術(2017年度・導入済)
③手術支援ロボット「ダビンチ」による鼠径ヘルニア修復術(2022年度・導入予定、保険未適用)
※病状と患者様の希望などを総合して、3つの手術方法から選択しています。

低侵襲手術支援ロボット「ダビンチ」についてはこちら

手術名 手術内容
手術支援ロボットによる
鼠径ヘルニア修復術
(保険未適用)
・お腹に小さな孔を数カ所開け、手術支援ロボットを用いた腹腔鏡手術。
・3D視野下で実際にお腹の中に入って作業しているような感覚で、ヘルニアの穴を確認し、メッシュを縫合して穴を塞ぐ方法。
腹腔鏡手術 ・お腹に小さな孔を数ヶ所開けて,腹腔鏡でお腹の中を観察しヘルニアの穴を確認し,穴をメッシュで塞ぐ方法。
・TAPP法とTEP法があります。
鼠径部切開法 ・お腹を約5cm切って穴を探し,穴をメッシュで塞ぐ方法。腹腔鏡下手術と比べるとやや痛みが強く、社会復帰に時間がかかります。
・メッシュプラグ法、UHS法、リヒテンシュタイン法、ダイレクトクーゲル法などがあります。

ロボット支援下手術の3つの利点(メリット)

①より小さい創口
②より少ない出血量
③痛みのさらなる軽減

従来の開腹手術では大きな手術痕が残ってしまいましたが、炭酸ガスで腹腔内を膨らませる腹腔鏡手術・手術支援ロボットによる鼠経ヘルニア修復術では、腹部に小さな穴を数か所開けるだけで行うことができ、開腹手術に比べて出血量も少なく抑えることができます。

ロボット支援下手術は、腹腔鏡手術の利点はそのままに、より低侵襲な手術を行うことができます。
そのメリットを生かして、胃がんや直腸がんなどではロボット支援下手術が行われるようにない、米国ではすでに、半数以上の鼠経ヘルニア手術がロボット支援下手術で行われるようになってきています。

従来の腹腔鏡手術では手元の動きと鉗子の動きは逆方向になっていますが、ロボット手術では人間の手首や指と同じように、同方向への自然な動きが可能。またダビンチ ・システム独自の機能で術者の手ぶれも防止されます。

また3D視野のため通常の腹腔鏡での2Dの視野より奥行きが容易に把握できるため、安全かつ容易に手術操作が可能です。

そのため手術支援ロボットは縫合結紮が得意なロボットとも言え、今までより高度で低侵襲なメッシュの縫合が可能となり,安定した固定による疼痛の軽減が期待することができます。

ロボット支援下鼠径ヘルニア修復術の費用

費用に関しては自費診療となるため手術と入院を含め数十万円程度となります(実費に関しては現在検討中)。

※ロボット支援下鼠径ヘルニア導入にあたって、当院は『内視鏡外科学会』および『日本ヘルニア学会(JHS)』からの提言に沿って準備を勧めております。

担当医師

八岡 利昌 ・日本外科学会     認定医・専門医・指導医
・日本消化器外科学会  認定医・専門医・指導医
・日本内視鏡外科学会  技術認定医・評議員
・単項式内視鏡手術研究会 世話人
・日本ヘルニア学会 会員
菊池 章史 ・日本外科学会 専門医・指導医
・日本消化器外科学会 専門医・指導医
・日本内視鏡外科学会 技術認定医
・日本ロボット外科学会 Robo Doc Pilot国内B級
福光 寛 ・日本外科学会 専門医
・日本内視鏡外科学会 会員
沼尻 良褌 ・日本外科学会 会員
松澤 岳晃 ・日本外科学会 専門医・指導医
・日本消化器外科学会 専門医・指導医

外来日



     

* 上記担当医の「消化器外科 外来」で受診して下さい。

外来担当医表

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