病院指標

2022年度(令和4年度)病院指標

年齢階級別退院患者数

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年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 22 67 90 202 370 741 1504 1435 472
※件数が10件未満は「‐」で表示しております。
2022年4月1日から2023年3月31日までに退院された患者様を対象とした年代別の件数です。
様々な年代の患者様にご来院いただいております。
60歳以上の患者様の占める割合は8割を超えており、地域性が反映されています。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニアに対する根治的手術 63 3.89 4.59 0.0% 68.9
060035xx010x0x 結腸(虫垂を含む)の悪性腫瘍に対する結腸切除術 22 20.00 15.40 0.0% 58.9
060335xx02000x 胆嚢炎等に対する腹腔鏡下胆嚢摘出術等 22 6.82 6.93 0.0% 75.5
060150xx02xxxx 虫垂炎に対する虫垂切除術 19 6.74 9.78 0.0% 43.6
060210xx99000x 腸閉塞に対する内科的治療 16 9.31 9.00 0.0% 70.4
当院の外科で最も多い症例は鼠径ヘルニアに対するヘルニア手術となっております。
次に結腸の悪性腫瘍に対する結腸切除術、急性胆嚢炎等に対する腹腔鏡下胆嚢切除術、虫垂炎に対する虫垂切除術です。
胆嚢摘出術、虫垂切除術は基本的に腹腔鏡下手術を行っているため開腹手術よりも傷が小さく、患者様の負担が少ない治療を行えております。

眼科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障,水晶体の疾患 手術あり 片眼 96 2.0 2.63 0.0% 77.3
020240xx97xxx0 硝子体疾患 手術あり 片眼 - - 5.07 - -
020280xx97xxxx 角膜の障害 手術あり - - 9.13 - -
020400xx97xxxx 眼,付属器の障害 手術あり - - 8.82 - -
※症例数が10件未満は「‐」で表示しております。
白内障は当日手術を行い、次の日に退院します。

血管外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
180040xx97x0xx 透析シャント閉塞に対する血管形成術 26 2.88 12.34 19.2% 74.3
050180xx02xxxx 下肢静脈瘤に対する血管内塞栓術 - - 2.66 - -
110280xx02x00x 慢性腎不全に対するシャント造設術 - - 7.59 - -
180040xx99x0xx 透析シャント閉塞による内科的治療 - - 9.82 - -
050170xx03001x 下肢閉塞性動脈硬化症に対する血管拡張術 - - 9.01 - -
当院の血管外科で最も多い透析シャント閉塞は当日に手術を行いその日のうちに退院するため在院日数が短く予後も良好です。
また、他院からの紹介による入院が多く、治療後紹介元の医療機関に戻り引き続きの治療となることもあり、転院率が高くなっております。
他にも透析導入の為のシャント造設術や、下肢静脈瘤、下肢閉塞性動脈硬化症などに対する血管手術を専門に行っております。

血液内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
130080xx97x0xx 再生不良性貧血に対する輸血治療 81 21.32 11.78 0.0% 80.6
130060xx97x40x 骨髄異形成症候群に対する輸血およびビダーザ治療 52 2.60 18.00 1.9% 75.4
130010xx97x2xx 急性白血病に対する輸血および化学療法 44 19.40 37.16 4.6% 59.3
130060xx97x00x 骨髄異形成症候群に対する輸血治療 35 34.11 15.42 0.0% 77.2
130010xx97x0xx 急性白血病に対する輸血治療 30 3.00 14.33 0.0% 74.2
血液内科で最も多い症例は高齢者患者様に対しての輸血療法でした。当院では状態が軽微な方から重症な方まで幅広く手掛けております。血液の癌は感染症にかかりやすいため、病院全体で感染に留意し日々治療にあたっております。また、血液が多く作られないため、貧血になりやすく、日帰り入院の輸血療法を行ない、なるべく自宅で過ごせるようクオリティオブライフを保つようにしています。

循環器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx9910x0 狭心症等に対する心臓カテーテル検査 186 2.51 3.04 0.5% 69.3
050050xx0200xx 狭心症等に対する経皮的冠動脈形成術等 131 5.11 4.26 1.5% 71.0
050130xx9900x0 心不全に対する内科的治療 109 22.00 17.54 5.5% 84.0
050050xx9920x0 狭心症等に対する心臓カテーテル検査血管内超音波加算有り 77 2.21 3.22 2.6% 70.6
050030xx97000x 急性心筋梗塞に対する経皮的冠動脈形成術等 72 15.83 11.59 5.8% 64.4
当院の循環器内科は24時間、365日緊急の心疾患に対して診療を行っており、年間約800件の検査を行っております。また、他にも慢性完全閉塞病変(3カ月以上に渡り、冠動脈が閉塞している病変)に対しても経皮的冠動脈形成術を行うことや、不整脈に対して心筋焼灼術カテーテルアブレーションの治療も行っております。状態によって心臓血管外科と連携し、最適な治療を行っております。

消化器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx03x00x 胆管結石,胆管炎に対する内視鏡的胆道ステント留置術 50 11.62 8.94 6.0% 78.7
060100xx01xxxx 大腸ポリープに対する内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 33 2.88 2.64 0.0% 73.1
060102xx99xxxx 大腸憩室出血に対する内科的治療 26 7.15 7.63 3.8% 67.5
060190xx99x0xx 虚血性腸炎に対する内科的治療 20 12.50 8.76 5.0% 72.7
060210xx99000x 腸閉塞に対する内科的治療 18 10.33 9.00 0.0% 68.8
消化器内科で最も多い症例は胆管結石、胆管炎に対する内視鏡的胆道ステント留置術でした。結石が胆管を塞ぐことにより黄疸や細菌感染などが起こります。そのため、結石を取り除く胆道ステントを留置して結石を流したり、結石の大きさによっては乳頭を切開し、胆管の詰まりを除去します。次に多い大腸ポリープは、便がポリープに接触した際に出血が生じることがあり、血便や便潜血検査陽性に対して行う内視鏡検査にて見つかることが多いです。ポリープが確認された場合切除や生検を行います。その他にも食道、胃、十二指腸などの炎症、マロリ・ワイス症候群や下部消化管出血など幅広く手掛けております。

腎臓内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
180030xxxxxx0x COVID-19に対する内科的治療 11 10.82 9.48 6.3% 79.0
110280xx9900xx 慢性腎不全に対する内科的治療 10 8.70 11.77 0.0% 82.3
110280xx9901xx 慢性腎不全に対するその他の透析治療 - - 13.82 - -
110260xx99x0xx ネフローゼ症候群に対する内科的治療 - - 20.06 - -
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎に対する内科的治療 - - 21.11 - -
当院の腎臓内科では、COVID-19が流行したため、COVID-19の患者様が一番多く、次に慢性腎不全の患者様が多く入院されています。
他の疾患も合併されている場合には、その専門担当科医と連携し診療にあたります。

整形外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 大腿骨頚部骨折に対する人工骨頭挿入術等 117 40.6 26.42 50.4% 81.5
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎圧迫骨折に対するリハビリ治療 36 28.0 20.09 33.3% 82.5
160760xx97xx0x 前腕骨折に対する観血的整復術 31 5.0 4.86 3.2% 61.7
160800xx99xxx0 大腿骨骨折に対する内科的治療 19 17.4 14.51 52.6% 87.6
160700xx97xx0x 鎖骨・肩甲骨の骨折に対する観血的手術 14 3.1 5.37 0.0% 41.9
当院の整形外科で最も多い症例は、大腿骨頚部骨折に対する人工骨頭挿入術です。次に胸椎、腰椎などの脊椎圧迫骨折、前腕骨折に対する観血的整復術でした。大腿骨を骨折するとリハビリに時間を要するので、平均で40日ほどかかります。また、整形外科からリハビリテーション科に転科してリハビリを継続したり、他院のリハビリテーション専門病院にリハビリを依頼することもあります。そのため、転院率が半数以上の症例もあります。

糖尿病内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎に対する内科的治療 10 13.2 21.11 10.0% 84.3
100040xxxxx00x 糖尿病性ケトアシドーシスに対する内科的治療 - - 13.43 - -
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病に対するインスリン治療 - - 14.28 - -
180030xxxxxx0x COVID-19に対する内科的治療 - - 9.48 - -
10007xxxxxx0xx 2型糖尿病に対する内科的治療 - - 10.80 - -
※症例数が10件未満は「‐」で表示しております。
誤嚥性肺炎に対する治療が一番多く、続いて糖尿病性ケトアシドーシスが5件、2型糖尿病に対するインスリン治療が5件、COVID-19が5件でした。糖尿病に関する病名ではありませんが、これは糖尿病内科の医師が幅広く内科の入院を診察していただいている結果となっております各職種によるチーム医療医師、看護師、栄養士、薬剤師、理学療法士、検査技師、事務といった多職種によるチーム医療で糖尿病の療養をサポートしております。さらに数字に反映されないものの他科入院の併診血糖管理も主治医からの相談のもと、多数対応しております。

脳神経外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990401 脳梗塞に対するエダラボン治療 62 15.24 15.97 4.8% 67.6
160100xx97x00x 外傷性硬膜下血腫等に対する血腫穿孔洗浄術 39 14.13 10.14 10.3% 76.7
010040x099000x 脳出血に対する内科的治療 31 24.52 19.58 29.0% 68.3
160100xx99x00x 外傷性硬膜下血腫等に対する内科的治療 28 8.36 8.54 0.0% 66.1
010230xx99x00x てんかんに対する内科的治療 24 11.58 7.33 4.2% 61.6
当院脳神経外科で最も多く取り扱っている疾患は、脳卒中の多くを占める脳梗塞です。脳梗塞は血栓(血の塊)により、脳の血管が詰まり脳が破壊される病気です。そのため、血栓を取り除いたり、進行を防いだりする治療を行います。症状の軽い方は自宅へ退院され、その他の方は、症状を改善させるために回復期リハビリ病院へ転院し、ADLの向上を目指します。次いで多い疾患は、外傷性硬膜下血腫または外傷性くも膜下出血です。頭を打撲して、脳の表面や脳の中に出血してしまう状態です。慢性硬膜下血腫は頭部打撲後、時間が経過するにつれ出血が徐々に拡大していき脳を圧迫する血腫になります。徐々に進行するもので症状が出るのに時間が掛かる病気です。出血が小さい場合は、出血が広がらない様に薬物治療を行います。出血が大きく脳への圧迫が強い場合は、症状改善または救命目的に血腫除去等の手術が行われております。てんかんに対しては薬剤にて症状を抑えます。

泌尿器科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍疑いに対する前立腺生検 55 2.08 2.45 0.0% 75.0
11012xxx02xx0x 腎尿管結石に対する経尿道的尿路結石除去術 40 4.33 5.29 0.0% 60.0
110070xx03x0xx 膀胱癌に対する経尿道的膀胱腫瘍切除術 37 7.32 6.85 5.4% 80.9
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症に対する内科的治療 13 9.77 13.61 15.4% 83.7
110200xx02xxxx 前立腺肥大症に対する経尿道的前立腺手術 11 7.09 7.82 0.0% 73.3
当院の泌尿器科で最も多い症例は前立腺癌疑いに対する前立腺生検です。次に腎尿管結石に対する経尿道的尿路結石除去術、膀胱癌に対する経尿道的膀胱腫瘍切除術でした。
基本的に泌尿器科の治療は当院で完結致しますので転院率が平均で4.2%となっています。経過も良好の為早期退院ができ、在院日数も短くなっております。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

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初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 - - - - - 26 1 第8版
大腸癌 - 10 11 - 30 29 2 第8版
乳癌 - - - - 10 10 1 第8版
肺癌 - - - - - - 1 第8版
肝癌 - - - - - - 2 第8版
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
※症例数が10件未満は「‐」で表示しております。
5大癌と呼ばれる胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝癌の症例を初発のUICC病期分類別、
および再発に分けて集計しております。
複数回入院された患者様はそれぞれ集計をしております。
UICC病期分類とは、下記3つの項目を評価し、それを指標に癌の進行度をⅠ期(早期)からⅣ期(末期)
に分類するものです。
T がん(原発巣)の大きさと進行具合(進展度)
N 所属リンパ節への転移状況
M 遠隔転移の有無

成人市中肺炎の重症度別患者数等

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患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症
中等症 30 21.1 80.6
重症
超重症
不明
※症例数が10件未満は「‐」で表示しております。
市中肺炎の患者様を重症度別に分類した件数です。
市中肺炎とは、病院外の自宅などで生活していて発症した肺炎です。
重症度は肺炎重症度分類システム(A-DROPシステム)で評価しております。
【参考】A-DROP
A:Age(年齢)             男性70歳以上  女性75歳以上
D:Dehydration(脱水)     BUN21mg/dl以上又は脱水有
R:Respiration(酸素飽和度)  SpO2≦90%
O:Orientation(意識障害)   意識障害有
P:Pressure(収縮期血圧)     収縮期血圧90 mmHg以下
当院は上記項目の1つまたは2つに該当する中等度の患者様の入院が多くなっております。

脳梗塞の患者数等

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発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 268 46.8 75.8 17.2%
その他 31 33.3 74.0 6.5%
2022年度の平均在院日数は約40日となりました。脳梗塞に対する治療を行い、急性期に対する治療が終わるとリハビリを開始いたします。当院には回復期病棟がありますので入院期間が長期になることがあります。また、患者様の希望により自宅近くのリハビリ専門病院等に転院することもありますので、転院率は11%程度となっております。当院に来院される脳梗塞は発症から3日以内の急性期が約90%を占めております。夜間・休日に関らず、医師達が早期診断・早期治療を行っていることがうかがえます。この患者数は検査だけの患者様から手術等を行った患者様まで医療資源を最も投入した件数で算出しております。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 33 1.0 1.3 0.0% 63.9
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 32 1.7 5.0 3.1% 58.3
K6335 鼠径ヘルニア手術 30 1.2 2.4 0.0% 74.4
K7193 結腸切除術(全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術) 24 10.0 18.8 1.2% 75.2
K718-22 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴うもの) 18 0.8 4.7 0.0% 41.9
当院の外科では、ヘルニアに対する腹腔鏡下手術が最も多く、次に胆嚢炎に対する胆嚢摘出術、虫垂切除術となっております。
基本的に手術は入院当日か翌日に行っております。
腹腔鏡下での手術件数が多く、体に負担の少ない低侵襲な治療を行っております。

眼科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他) 97 0.0 1.1 0.0% 77.3
K249 角膜潰瘍掻爬術 - - - - -
K279 硝子体切除術 - - - - -
※症例数が10件未満は「‐」で表示しております。
白内障は当日手術を行い、次の日に退院します。

血管外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K616-41 経皮的シャント拡張術・血栓除去術(初回) 14 0.5 0.1 14.3% 72.1
K616-42 経皮的シャント拡張術・血栓除去術(1の実施後3月以内に実施) - - - - -
K6121イ 末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)(単純) - - - - -
K6147 血管移植術、バイパス移植術(その他の動脈) - - - - -
K617-6 下肢静脈瘤血管内塞栓術 - - - - -
当院の血管外科では経皮的シャント拡張術・血栓除去術が最も多く、次に内シャント造設術となっております。
シャント関連の手術は他院からの透析患者様のご紹介が多く、手術後紹介元の医療機関に戻り引き続きの治療となり、転院率が高くなっております。

循環器内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 87 4.7 4.3 3.4% 71.0
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞) 50 0.1 19.7 6.0% 65.4
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) 39 0.2 8.2 0.0% 66.1
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ) 32 1.0 2.1 0.0% 64.9
K5463 経皮的冠動脈形成術(その他) 30 1.5 2.2 0.0% 73.1
経皮的冠動脈ステント留置術が疾患毎に分かれていますがメインとなっております。急性心筋梗塞と不安定狭心症に関しましては、緊急性がありますので夜間・休日問わず行われ平均の術前日数がほぼ0日となっております。経皮的冠動脈ステント留置術(その他)は心臓カテーテル検査後手術が必要ということで行うことがあります。また、退院までの術後日数に関しましては経過を観察し、心臓の血管の狭窄が強い場合など再度手術をすることもありますので、10日から15日程度かかることもあります。

消化器内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 72 1.9 13.9 2.8% 82.3
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 39 1.7 4.1 2.6% 74.9
K654 内視鏡的消化管止血術 26 2.4 19.3 30.8% 72.9
K722 小腸結腸内視鏡的止血術 14 2.4 7.6 0.0% 75.6
K533-2 内視鏡的食道・胃静脈瘤結紮術 - - - - -
内視鏡的胆道ステント留置術は術前平均で1.9日でした。これは、検査や治療によって、手術を行うかどうかの判断をいたしますので、手術までの日数は状態により変動いたします。内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満)の術前日数は1.7日でした。これは、吐血や黒色便が出たときに消化管出血を疑いすぐに治療を行うためです。術後日数が長いのは他の疾患に罹患している為、入院日数が長くなることがあります。内視鏡的消化管止血術や小腸結腸内視鏡的止血術の術後が約8日~20日なのは他の疾患の治療中に見つかることや、出血が治まったのか確認するために内視鏡をもう一度行うためです。

整形外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(上腕)(大腿) 77 5.1 30.2 44.2% 79.3
K0462 骨折観血的手術(下腿)(手舟状骨)(前腕) 49 2.5 6.5 10.2% 62.5
K0811 人工骨頭挿入術(股) 49 7.9 32.9 51.0% 82.4
K0821 人工関節置換術(股)(膝) 28 5.7 31.9 14.3% 14.3
K0483 骨内異物(挿入物を含む)除去術(下腿)(前腕) 24 1.2 1.7 0.0% 51.2
当院の整形外科で最も多い手術は、骨折観血的手術(大腿)です。
ご高齢の患者様が多く、術後は院内の回復期リハビリテーション病棟への転棟や近隣のリハビリ専門病院への転院でADL向上に向け術後のリハビリを行っていただいております。

脳神経外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 26 1.2 18.2 11.5% 79.3
K178-4 経皮的脳血栓回収術 16 0.0 36.4 18.8% 80.1
K1781 脳血管内手術(1箇所) 11 2.5 15.1 0.0% 60.4
K1642 頭蓋内血腫除去術(開頭)(硬膜下) - - - - -
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所) - - - - -
慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術が26件、経皮的脳血栓回収術が16件、脳血管内手術(1箇所)が11件、頭蓋内血腫除去術(開頭)(硬膜下)が4件、脳動脈瘤頚部クリッピング(1箇所)が4件でした。慢性硬膜下血腫は、高齢者に多い疾患であり、頭部外傷の後、約1か月程度してから、ゆっくりと脳の表面に血液が貯留して、脳を圧迫し、手足の麻痺、意識障害等様々な症状を呈します。圧迫を解除し、症状を良くしたり、進行を防ぐため“慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術”が行われます。局所麻酔で行えるため、ご高齢の患者様でも対応が可能です。患者様の状態に応じて手術時期を決定するため平均術前日数が1.2日となっています。脳動脈瘤は破裂すると死亡のリスクがかなり高くなります。早期の治療が必須の為、当日に手術を行っておりますが、患者様の状態によっては待機手術となるため、術前の平均日数が1.0日になっております。また、術後の平均日数はリハビリを行う日数や、症状にもよりますが約1か月程度となります。患者様の希望などにより家から近いリハビリ病院に転院することもありますので転院率が高い疾患もあります。

泌尿器科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) 40 1.2 2.1 0.0% 60.0
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) 35 2.5 4.7 5.7% 80.6
K7981 膀胱結石摘出術、膀胱異物摘出術(経尿道的手術) 14 1.5 2.3 0.0% 78.3
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 11 1.0 4.3 0.0% 70.2
K841-21 経尿道的レーザー前立腺切除・蒸散術(ホルミウムレーザー等使用) - - - - -
泌尿器科で最も多い手術は、経尿道的尿路結石除去術(レーザー)です。次に膀胱悪性腫瘍手術、膀胱結石摘出術・膀胱異物摘出術になっております。
基本的に入院して翌日に手術を行い、術後も経過良好で平均術後5日以内に退院となっております。/div>

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

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DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 2 0.04%
異なる 17 0.35%
180010 敗血症 同一 21 0.43%
異なる 42 0.86%
180035 その他の真菌感染症 同一 1 0.02%
異なる 3 0.06%
180040 手術・処置等の合併症 同一 40 0.81%
異なる 1 0.02%
2022年度の播種性血管内凝固症候群、敗血症、その他の真菌感染症、手術・処置等の合併症の症例数とその発生率です。
上記指標は、医療の質向上を図る為臨床上ゼロとはなりえませんが、少しでも改善すべきものとして定義される感染症および合併症の症例数及び発生率になります。
入院のきっかけとなった病名を「入院契機病名」といいます。
入院契機病名と入院中に最も医療資源を投入した病名が同じ場合を「同一」、異なる場合を「異なる」と表示しております。
手術・処置等の合併症の9割が透析用のシャント不全です。
当院では、万一合併症が発生した場合でも迅速に対応できるよう病院一丸となり対策に取り組んでいます。