整形外科

当科について

整形外科が扱う運動器疾患は多岐にわたり、首から下の脊椎、脊髄、末梢神経、手足の骨・関節・腱・靭帯が治療範囲であり、小児から高齢者までを対象とします。
当科では、骨折・脱臼などの外傷、慢性関節疾患、脊椎の変性疾患、骨・関節の炎症性疾患、良性軟部腫瘍を主に治療対象としています。また、骨粗鬆症の治療、リハビリテーションにも力を入れています。

当科の特徴

当院は救急指定病院のため外傷治療が主体ですが、慢性疾患に対する治療も積極的に行っています。

主な対象疾患

外傷

スポーツ障害や交通外傷、労働災害による切創、挫創などのケガ、打撲、捻挫、骨折、脱臼、関節損傷、開放骨折などです。
高齢者は骨粗鬆症やバランスが不安定なことから、転倒して手や腰を打つだけで骨折を起こすことが多くなっています。これらは受傷してからなるべく早く初期治療を行うことで、後遺症を最小限に抑えることができます。
治療は大きく分けて「保存療法」と「手術」に分けられます。保存療法とは、安静、ギプスなどの外固定、リハビリテーションなどを行うことです。手術が必要な場合は、適切な時期に行えるように万全の態勢を整えています。
膝、手の手術では関節鏡視下手術も行っています。
また、早期社会復帰を目指して、退院後に安全な生活を送れるよう支援しています。

慢性関節疾患

関節軟骨や関節を取り巻く靭帯や骨が徐々に変形していき、慢性の痛みや変形、動かしにくさが出現します。
先天性奇形や感染、外傷、痛風、関節リウマチなどが原因であることもあります。最も多いのは膝関節症で、40歳以上の人の20%以上に症状があるといわれています。
そのほか、股関節、手指関節に多く発生します。
治療は、保存療法として関節周囲の筋力強化、関節注射、消炎鎮痛薬の内服などがあります。保存療法で症状が緩和されない場合は人工関節置換術などの手術を考慮します。

脊椎の変性疾患

首や肩こり、腰痛に加え、手足のしびれ、歩行障害、排尿障害も脊椎由来の症状であることがあります。
原因は様々で、正しい診断をつけることが重要です。
保存療法では内服薬、装具作製、ブロック注射などを行い、手術が必要な場合は日整会認定脊椎脊髄病医が治療にあたります。

炎症性疾患

関節リウマチに代表される免疫性疾患、痛風などの代謝性疾患、化膿性関節炎といった感染性疾患などがあります。
中でも頻度が高いのは、関節リウマチで、日本では人口の約0.6%程度の患者さまがいると言われています。
関節リウマチは自己免疫疾患という免疫の病気であり、治療は薬物療法を基本となりますが、関節症状が悪化した場合には関節形成術や人工関節手術などの外科的療法も必要となります。
原因に応じた薬物療法、関節穿刺、手術などを組み合わせた治療を行います。

良性軟部腫瘍

四肢に発生する腫瘤で、年齢、部位、発症時期、正常などから判断し、X線やMRIなどの画像検査で診断します。
脂肪腫、血管腫、ガングリオン、神経鞘腫などは頻度が高いです。グロムス腫瘍とは、爪下に発生することが多く、寒さで痛みが悪化し、激痛を伴います。
これらは基本的に外科的切除を行います。
悪性腫瘍を疑う場合は専門病院にご紹介いたします。

医師紹介

大泉 旭
副院長 大泉 旭
専門分野
  • 四肢外傷一般
  • 骨盤外傷
  • 多発外傷
専門医認定/資格等
  • 日本整形外科学会 専門医
  • 日本救急医学会 専門医
  • 日本外傷学会 専門医・評議員
  • 日本骨折治療学会 評議員
  • 日本救急医学会関東地方会 幹事
  • 日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医
  • 米国Orthopaedic Trauma Association:
  • International Members Committee
長島 賢二
整形外科部長 長島 賢二
専門分野
  • 整形外科一般
  • 人工関節
  • リウマチ
苗代 和彦
苗代 和彦
専門医認定/資格等
  • 日本整形外科学会認定専門医
蔵渕 智和
蔵渕 智和
専門分野
  • 整形外科一般
戸張 佳子
非常勤 戸張 佳子
専門分野
  • 整形外科一般
  • 手外科
専門医認定/資格等
  • 日本整形外科学会認定専門医
  • 日本手外科学会認定手外科専門医
  • 公益財団法人日本障害者スポーツ協会公認障害者スポーツ医
  • 日本整形外科学会認定スポーツ医
  • 日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医
河野 亮平
非常勤 河野 亮平
専門医認定/資格等
  • 日本整形外科学会認定専門医
  • 日本整形外科学会認定スポーツ医